【生涯初DNF】チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン敗戦記
あー、書きたくねーな。
でも書いとかなきゃな。
2024年4月21日、山梨県で開催された第34回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの118kmに参加してまいりました。
結果は・・・タイトルの通り完走ならず。71km地点でリタイアとなりました。
生涯初のDNFです。
ほろ苦い体験となってしまいましたが、今後のためにも記憶が薄れる前に振り返っておこうと思います。
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンについて
大会の概要
みなさんご存知富士五湖ウルトラマラソン。
富士五湖とは、河口湖、西湖、精進湖、そして山中湖、本栖湖。
このうち最初の3つを走るのがFUJI3LAKES 62km。
そこに山中湖を加えたのがFUJI4LAKES 100km。
五湖全てを走るのがFUJI5LAKES 118kmです。
この他にスパルタって120kmの種目もありますが、まぁこれはマニア向け。
制限時間はそれぞれ11時間、14時間、15時間。
難易度が高いのは勿論5LAKES118km。
18kmも長いのに制限時間1時間しか変わりません。
なお、118kmを完走するにはサブ3.5程度の走力が必要と言われることが多いようです。
管理人は昨年100kmを完走しており、今年はステップアップ!ということで118kmに挑戦したのでした。
コースの特徴
ウルトラとしては割と平坦な部類とは言われますが、そこはウルトラ。積もり積もった累積上昇高度は118kmで1,566mと中々のもの。
ちなみに今年出た板橋cityは4mです。
まぁ、フルにはフルの疲れがありますけどね。
ゴール前のラスト5kmは壁のような急坂が立ちはだかります。
今年はたどり着けませんでしたが(白目)くそ。
レース前
作戦
ウルトラに出るのは昨年の富士五湖の後に出た奥武蔵ウルトラマラソン(78km)以来10ヶ月ぶり。
にも関わらず、作戦と呼べる準備は殆どなし。そもそもこの辺から舐めてかかってたんでしょうね。
ただ、直近3ヶ月では毎月200〜300kmほど走っており、トレイルにもよく行っていたので長時間走るのは問題ないと思っていました。
装備
去年のようにバックパックを背負うが迷いましたが、今年は軽装備スタイルを選択。
ノースのエンデュランスベルトにスマホやら小銭入れや日焼け止めやらを入れます。
補給食は携帯なし。エイドで全て調達します。
フルではキャップをかぶらない管理人ですが、長時間ランに備えアマゾンでポチりました。
シューズはonのクラウドモンスター2をチョイス。レースでは初使用です。
レースレポート
会場へのアクセス
スタートが4:15と早いため、余程のご近所じゃない限り前泊が必須。
チームメイトとレンタカーで向かいます。
着いてもお酒はほどほどに、早めの夕食の後、21時頃にはベットへ。
スタート前
3時過ぎには会場到着。118km出場者は一番近くの駐車場の許可証を貰えるので嬉しい。
気温はちょうど良い感じ、暑くも寒くもありません。
チームメイトと記念撮影し、スタートです。
スタート〜第1関門(山中湖交流プラザきらら:17.5km)
スタート直後は若干渋滞したものの、すぐに解消。自分のペースで進むことができます。
あまり上げないように意識して、およそキロ5分後半くらいで巡行。
ただこの時点で既に異変が。
とにかく鼻水が出るのです。別に風邪を引いているわけではなく、熱があるわけではありません。
考えられるのは・・・花粉症。
ポケットティッシュを3つほど持っていたのですが、あっという間に1つなくなりました。
第1関門〜第2関門(富士北麓公園:38.3km)
この区間もほぼキロ5分台で巡行。
まだ景色を楽しむ余裕もありますが、鼻水は止まりません。
ポケットティシュは使い切り、トイレから減ったロールを拝借しポケットに入れて走ります。
第2関門〜第3関門(足和田出張所:56km)
スタート地点に戻った後、2つ目の湖、河口湖へ。
この辺りから徐々に晴れ間が出てきて、だいぶ暑くなってきました。日差しを遮るために帽子装着。
フルの地点はサブフォーで通過。きついのは当然。しかし概ねキロ5分台をキープしたまま足和田まで到達しました。
ここまでは、ペース的には予定通りであったものの、今回結構ヤバいかも、って思いはじめたのもこの辺りから。
何だか体が重く、足和田を出ても暫くは走り出せず、歩いていました。
鼻水がかなり堪え、ストレスです。
第3関門〜西湖野鳥の森公園エイド(62.6km)
足和田から野鳥の森公園エイドまでは6kmほどしかないのにとても遠く感じます。
途中で調子の上下が発生するのはウルトラあるある。それは去年も体験済み。
今年も無理してでも食べれば回復するかも、と吉田うどんを胃に放り込みます。
西湖野鳥の森公園エイド〜精進湖畔駐車場エイド(68.2km)
しばらく走ってもうどん効果は出ません。苦しい。
もうキロ5分台キープはとても無理。キロ6〜7分まで落としながら、何とか精進湖畔エイド到着。
去年は品切れだったエクレアも今年はまだ残っていたのに、胃が受け付けず手が伸びません。
冷たいものを入れれば復活するかも、とエイド近くのデイリーヤマザキでアイスを購入。
歩く時間がどんどん多くなる。
精進湖駐車場エイド〜精進湖国道139号前待避所(71.1km)
ここで100キロ出場のチームメイト2人に立て続けに追い抜かれます。スタート時間は118より後なのに、君たちすごいな。いや、俺が遅いのか?更に意気消沈。
71.1kmのエイドで完全に足が止まり、腰を下ろしてしまいました。
次の関門はあと3kmほどだし、閉鎖まではまだ2時間近く時間があったのですが、この時点でもう戦意喪失してましたね。あと50km近くはとても進める気がしない。走りたくない。
さして葛藤することもなく、スタッフに声を掛けてリタイア宣言してしまいました。
ドナドナ初体験。
DNFの原因
色々あるとは思いますが、大きくは4つの要因でしょうかね。
ロードの走り込み不足
なんかね、最近長距離ロードの単調さが苦手なんですよ。変化のあるトレイルだったら、8時間くらい平気で楽しくいけるんですけどね。
思えば富士五湖の1週間前、ロードの50km走やろうとしたものの、4時間半40km弱で早々にギブアップしてしまいました。
ロング走をもっと取り入れていく必要がありますね。月間走行距離がそこそこあったとて短い距離ばかりだとダメです。
鼻水
鼻水が止まらないのはホント辛い。走る気力がなくなります。
結局、花粉症によるものか体調不良のせいかは分からず。
でも花粉症なら根本的な対策をせにゃいかんですね。
補給食の準備不足
管理人はフルマラソンに出場するときはジェルを準備し、基本的にエイドの食べ物はあまり口にしません。
ジェルは即効性がありますからね。
しかし今回の富士五湖はジェルを全く持ちませんでした。長丁場だし、エネルギーになるまで多少時間かかっても良いかなと。
ただ、持っておけばもしかして違ったのかな、と考えてしまいました。
最後はエクレアすら食えなかったわけで。
精神的なもの
何といっても一番大きな理由はここでしょう。
100kmに出ていたチームメイトに次々抜かれた時、かなりダメージがありました。別に競走しているわけでもなんでもないのですが。
完走するならそれなりのタイムでゴールしなきゃ、なんてカッコつけの気持ちを無意識で持っていたのかも知れません。
確かに胃の調子は悪いし足も進まない。
でも、全く動けないほどではなかったのです。時間の余裕もまだたっぷりあったし。
それなのにどうして止まってしまったのか。
…目の前の辛さから逃げたかっただけでしょうね。
レース後
リタイア後はゴール地点でチームメイトを待っておりました。
降りしきる雨の中、118km出場のチームメイトが制限時間ギリギリでゴールに戻ってきた時、心底尊敬しました。
タイムなんて関係なく、全力を尽くし、最後まで走り切ったことがたまらなくカッコいい。早く走ろうが、ギリギリだろうが関係ありません。同じリスペクトです。
この光景を見た時、自分が早々に諦めてしまったことを激しく後悔しました。
まとめ
記念すべき?初DNFとなってしまったこの大会。
ウルトラは、心技体整わないと完走が難しいこと、改めて痛感しました。
この悔しさを忘れず、また練習頑張ります。
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