【大会参加レポート】Mt.FUJI 100 ①準備編【初100マイル】

2025年4月25日(金)〜27日(日)、山梨県・静岡県で開催された、Mt .FUJI100に出場してまいりました。

管理人にとっては初の100マイルレース。

結果から言うと、無事完走!

を果たしました。我ながら頑張りました、ほんと。

他の大会と比べると、レースそのものはもちろん、スタートラインに立つまでの準備も大変でした。

備忘を兼ねて参戦記をつけときます。

これから出る方に参考にしていただきたいのと、管理人自身もまた出たくなるかも知れないのでね。

今はまだお腹いっぱいですが。

Mt.FUJI 100について

大会の概要

Mt.FUJI100は、日本最大級のトレイルランニングレース。

100マイルレースは、富士山をぐるりと囲むようにコースが設定されており、国立公園内や文化的景観地も含んでいます。

国際的なUTMB(Ultra-Trail du Mont-Blanc)と提携しており、世界中のトップ選手も多く参加。

約30〜40か国以上からの選手が集まり、国際色豊かです。

100マイル(約168km)の他、KAI(70km)、ASUMI(40km)、子供も参加できるミニレースもあります。

100マイルの定員は2,400人と多いにも関わらず、毎回抽選となる人気の高い大会です。

関東からのアクセスが良いこともあるんでしょうね。

どんなコース?

アバウトに言うと、前半は富士山南側の静岡県、富士山こどもの国をスタートし、大きく時計回り。

後半は富士北麓公園、山中湖を経て、後半は山岳エリア。2大ラスボスの杓子山、霜山の2つを上り下りして再び富士北麓公園でゴール、というコースです。

富士山ぐるっと一周できれば見栄えはもっと良いのでしょうが、特に南側や東側には私有地や環境保護区域が多くあり、ルート設定が難しいようです。

Mt .FUJI100HPより拝借。

累積標高は+6,254m。もちろんかなりの数値ではありますが、100マイルという距離から考えると控えめな数字にも見えます。

ロード区間もそれなりにあるし。

2025年のスタート時間は17:00〜17:45。(4つに分けてのウェーブスタート)

トップランナーを除く多くのランナーが2回の夜間走行となるため、

眠気とどう付き合うか

も大きくレース展開を左右します。

ランナーの実力・コンティションによって、

見える景色がそれぞれ異なる

のもまた面白い。

レース前

作戦

3月中旬までフルのサブスリー達成に注力していたんで、トレイルにあまり行けてませんでした。

準備期間は約1ヶ月。ハセツネ30k出たり、週末に山入ったりしてましたが、せいぜい40km程度。

大丈夫なんか、と思いつつも、まぁ、なるようにしかなりませんからね。

1週間前からは、疲れを溜めぬよう、怪我をしないようテーパリング。

アルコール断ちやカフェイン断ちをする方もいらっしゃいますが、管理人は前日まで通常運転笑

いつも通りに過ごすというのも、立派な作戦でしょう。多分。

装備

基本の服装はこんな感じ。

・Tシャツ:特にこだわり無し。ハセツネのフィニッシャーズTシャツが着心地良いのでこれで。

・ドライインナー:汗冷え防止のため、定番のファイントラック。ノースリーブタイプを使用。はみ出るとかっこ悪いから。

・マルチポケットパンツ:やはり長距離レースには収納力が大事。今回も活躍してくれました。前面ポケットはゴミ入れとして使用。

・ソックス:injinjiの5本指。ドロップバック地点で履き替えましたが、トラブルではなく気分転換で。

・シューズ:アルトラ・ローンピーク7。スピードレースではないので、長年使ってる信頼感を根拠にチョイス。しかし、思ったよりソールが減っており、下りでは結構滑りました笑(後で確認すると既に900km以上履いてた)

とか言いつつも結局、予備シューズを使わずにこいつで走り切り、皮膚トラブル等はなし。やっぱり慣れているのが一番。

続いてバックパックの中身&装備アイテム。

2晩目が非常に冷え込み、

防寒用アイテムに助けられました。

・バックパック:サロモンADV SKIN12。ホイッスル付。上写真のものは全て収まりました。これより大きくて重いと走るのも大変なので、ちょうど良かったかと。

・サロモン・キャップ:雨&直射日光対策で持つが、あまり使いませんでした。でも持っておくべき。

・ガーミンepixPro(51mm):フィニッシュまで43時間以上かかったにも関わらず、最後までバッテリー持ちました。(エイド仮眠時に1時間ほど充電しましたが、なくてもいけたかも)2台持ちとかするくらいなら、ロングバッテリーモデル買った方がいいですよ。データが分かれちゃうのも何だし。

・スマホ:写真を撮るので出し入れしやすく、尚且つ落とさないポケットに入れましょう。管理人はバックパックの前部ポケットに入れていました。必携品の地図もダウンロード。

・携帯コップ:湘南国際マラソンでもらったもの。温かいコーヒーやお茶、味噌汁をたくさん飲んだので、色がついてしまいました笑

・熊鈴:常に前後に人がいる状態だったので使わず。

・エマージェンシーシート:エイドでの仮眠時使用しました。

・点滅ライト:ネイサン・ビジビリティLEDライト(イエロー)赤またはオレンジ推奨ですが、黄色も視認性は良いです。

・ソフトフラスク:サロモン500ml×2と予備としてHydraPakの250ml。予備は使いませんでした。

・ヘッドライト:レッドレンザーMH4。メインのライトでしたが、正直かなり厳しかった。パワーモードにすれば明るいのですが、その場合持続時間は4時間。頻繁に電池を変えるのは煩わしいので、ローモードをメインに下りの度にパワーモードに切り替えていました。これはこれで非常に面倒。日没〜夜明けまで使うのが分かっている場合は、安全&快適性確保の為にケチらず大容量モデルを用意しましょう。MH4は予備ライトくらいの位置付けがちょうど良いです。

・予備ライト:Leproハンドライト。明るさは物足りないけど、コンパクトだし予備としてはこんなもんでしょう。

・ヘッドライト、予備ライトの交換電池

・モバイルバッテリー

・buff:寒かった2日目の夜間に使用。持ってて良かった。

・アームカバー:オホーツク網走マラソンの参加賞。日中時間帯を除いて着けている時間が長かったです。暑くなったら手首まで下げてリストバンド代わりにしたり。

・ファーストエイドキット、携帯トイレ、テーピング:必携品はまとめてジップロックに。

・レインジャケット:雨予報ではなかったのでワークマンのコンパクトなタイプを。

・レインパンツ:同じくワークマン。防寒用に2日目夜に使用。

・手袋:上り下りで手をついたり、防寒用にと終始活躍。親指と人差し指先が出ているタイプで、スマホの操作に便利でした。

・毛糸の帽子:「耳まで隠す帽子」が必携品になっており、そんなのいらんだろ、と思っていましたが・・・めちゃ役立ちました。寒くて。

・長ズボン:ミズノのマルチポケットロングパンツ。レインパンツで防寒したので使わず。

・長袖:マウンテンハードウェア・エアメッシュフーディ。これも持ってて良かった。軽いのに温かい。

・コンタクトレンズ:結局ずっとメガネで走り、使わず。

・ジェル類:ジェル3つ、スポーツ羊羹、塩飴3つ、柿の種1袋くらいでしたが、量としては十分でした。エイドで色々食べたので。

持っておけば良かった!と思ったのは、

・下痢止め:途中、エイド間がかなり苦しかった・・・

・腰に装着できるライト:前述の通り明るさが足りなかったことに加えて、基本帽子を使わない管理人は肌に直接当たりズレやすく走りにくかったです。

続いては北麓預けドロップバックの中身。

・シューズ:アルトラ・スペリオール6。結局使わず。

・ソックス:injinji。履き替えてゴールまで。

・Tシャツ、ドライインナーの着替え

・モバイルバッテリーの替え:ここで変えておくと安心感があります。

・Buffの替え:使わず。

・汗ふきボディシート

・日焼け止め:塗った後再びバックに戻してしまいましたが、結局翌日の昼まで走ってたので、持って走ってても良かったかも。結構焼けてました。

・電池

・ワセリン

・インスタントラーメン:富士北麓エイドはドロップバック使用が前提のため、あまり食べ物がありません。また、胃が温かい食べ物を欲しているのでカップヌードル等持参した方が良いです。塩気も補充できるし。箸を忘れずに!

・おやつ

・テーピング:使いませんでした。

・補充ジェル:やはり半分くらいしか使いませんでした。ジェルよりエイドの食べ物の方に手が伸びました。

レース編は次の記事で!