TTT(丹沢to高尾)敢行!
ティー!、ティー!ティ、ティ、ティティー!
ということで、先日、挑戦してきたコースレポートを。
TTTとは
TT兄弟とか、アウディTTとかはわかりますけどね。
もう一つTを加えてTTTってのはあまり聞き慣れません。
しかしながら、関東のトレイルランナーの間では、それなりにメジャーなワードらしいです。その意味は
丹沢to高尾
丹沢(渋沢駅)から入り、高尾山(高尾山口駅)を繋ぐ50km超えのロングトレイルです。
箱根湯本駅から箱根外輪山を一周する「箱根ガイリーン」と共に上級ランナーの登竜門とされ、このコースを走破することが一つのステータスとのこと。
管理人も丹沢、高尾それぞれのエリアを走ったことはもちろんありますが、どちらもそれなりに距離がありますからね。この2箇所を繋いじゃうというのは確かにハード。その過酷さは容易に想像できます。
しかしながら管理人も数ヶ月後にはハセツネCupを控えているし、長時間・長距離をこなしてレベルアップしておきたい。
というわけで、深く考える前にレッツチャレンジ。やっちゃいましょう。
何時に走り始める?
YAMAPの山行記録を参照すると、TTTチャレンジャーは結構いるもんですね。
18〜20時間ほどかけて、全歩きで踏破する強者ハイカーもちらほら。
トレイルランナーはどうかというと、速そうな方でも走破までにおよそ12時間程度を要しているようです。およそ半日。
となると、まずはスタート時間をどう設定するかを考えなくてはいけません。
朝にするか、夜行くかです。
始発で行くと、走り始めが7:30。ゴールできるのは順当に行って19:30頃でしょうか。
一方、夜中走り始める方も結構いる様子。
その場合、終電で向かって、0時半スタート。そうすると昼12:30頃ゴール。
うーん。
迷いましたが、始発で家を出発し、朝から走り始めることとしました。
土曜日にやれば、遅くなっても次の日は日曜日だし。日が長い時期とは言え、ソロでの夜間走行は怖いしということで。
金曜日は早めに就寝し、早起きして向かうことにします。
装備
バックパックにはとりあえず水分500ml×2を準備。後はいくつか行動食。
山中での長丁場になるので、ファーストエイドキットも。
万が一時間がかかってしまった時のためにヘッドライトも持っておきます。
加えて、この時期丹沢で注意しなければいけないのがヤマヒル。
噛まれた時の撃退用に、小ボトルに食塩水を入れ持っていくことにしました。効くのかどうかいまいちわかりませんが。
しっかり備えたい方は、こういうのを準備しておいた方が良いかもしれません。
そうそう、熊鈴も忘れずに。
実走行レポート
都内の自宅から始発に乗り込み、7時前に渋沢駅到着。
ホントはここから走り始めるのがガチTTTかもしれませんが、ハイカーの皆様が当たり前のように大倉登山口行バスに吸い込まれていくのでつられて便乗します。ま、ロード区間は割愛で良いでしょう。
バスに揺られること約15分。大倉登山口に到着。
おにぎりを頬張り、7時30分、いざスタート。
大倉登山口〜塔ノ岳(9km)
まずはバカ尾根を登り、塔ノ岳を目指します。
このあたりはハイカーが多数いらっしゃいます。ちょくちょく渋滞しますが、先は長いので焦らずゆっくり進みます。
9:07に塔ノ岳山頂到着。ここまで1時間半くらい。
小腹が空いたので、尊仏山荘で朝食。いつもながら山で食べるカップラーメンは美味です。
お腹も落ち着いたので、どんどん行きましょう。
塔ノ岳〜丹沢山(13km)
塔ノ岳を過ぎると、ハイカーがグッと減り、走りやすくなります。
丹沢山山頂に9:50到着。ここまで2時間20分。
丹沢山〜蛭ヶ岳(17.5km)
更に人が少なくなり、走るのに全くストレスなし。
カラッとした天気のせいか、心配していたヒルの姿は全く見かけません。良かった。
10:50、蛭ヶ岳山頂到着。ここまで3時間20分。
フラスクを1本飲みきったので、念の為山小屋でペットボトルの水を1本購入。500円也。
蛭ヶ岳〜セブンイレブン相模原津久井青野原店(33.5km)
この区間は下り基調。
山頂付近で2人とすれ違った以外は誰もおらず寂しいくらい。
焼山を過ぎると、急勾配で下る地点があるので注意が必要です。一見、道も分かりにくく、管理人も一旦通り過ぎてしまいました。こまめにGPSを確認しながら進みましょう。
下り切ると町が現れます。ホッとする。
セブンで昼食を購入し、駐車場の片隅をお借りして食事タイム。30分弱ほど休憩しました。
アクエリアスを1本補給して出発。時刻は13:50。ここまで6時間20分。
この辺りから後半戦ですかね。
セブンイレブン相模原津久井青野原店〜石砂山(39km)
しばらくロードを進むと、再び登山道に入ります。
時刻は14:40。ここまで7時間10分。
石砂山〜石老山(44km)
牧場峠付近で一旦ロードに出ます。ナビに従って進みますが、あれ?どっちだ?ナビは道がない方向に進めと言っています。
注意して見ると道路脇にうっすらと上り道が。看板はなし。GPSないと気がつけなかったと思います。
周りには誰もいる様子がなく、体力的にも精神的にも、ここの登りがかなりキツいポイントでした。
石老山〜石老山登山口(47km)
時刻は16:20。ここまで8時間50分。
石老山登山口〜小仏城山(57.5km)
ここからしばらくロードを走ります。
コース上には何箇所か自動販売機があるので、ここで水分を補給しておきましょう。
管理人も麦茶を1本購入。
そして再び山道へ。最後の登りと思い頑張ります。
まだ日は出ているものの、登山客の姿は全くなし。1人だけトレイルランナーとすれ違いました。
17:50、小仏城山山頂到着。ここまで10時間20分。
小仏城山〜高尾山(60.5km)
ようやく走り慣れた箇所まで戻ってきました。もう少し!
この辺りは道がよく整備されているので走りやすい。
何とか明るいうちに高尾山頂まで辿り着きました。時刻は18時20分。ここまで10時間50分。
高尾山〜高尾山口駅(66km)
ここまで来たら後はウイニングランみたいなもんだな!と1号路を下りますが、疲れ切った体には下りがきつい。こんなに長かったっけ。辺りも急に暗くなってきます。
ヘッドライトを装着するか迷いますが、まぁ舗装の1号路だし大丈夫でしょう、ということでそのまま進み、ついにゴール!
時刻は19時10分。所要時間は11時間40分ってとこでした。
フィニッシュ後
もちろん極楽湯に直行。
じっくり浸かり、その後は至福タイム。
まとめ
いやー、しんどかった。
これを書いてるのはTTTから2日後ですが、まだ太ももがバリバリ筋肉痛です。
少しはレベルアップできたのかな・・・と思いますが。
補給は以下の通りでした。
水分:水1l、スポドリ1l、麦茶600ml 、昼食時ビール350ml笑 計 約3l
食料:コンビニおにぎり2個、カップヌードル(尊仏山荘)、ウィダーインゼリー1個、大福1個、カロリーメイト2本、肉入りうどん(セブンイレブン)
途中のセブンがかなり重宝します。
必須アイテムは
・YAMAPなどのスマホ地図
・熊鈴
・ヘッドライト
ってとこでしょうか。
これから挑戦される方、頑張ってくださいね!キツいけど良いコースです。
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