【大会参加レポート】Fun Trail みなの
2024年5月12日、埼玉県皆野町で開催されたFUN TRAIL ROUNDみなのに参加してまいりました。
大会の様子、レースレポートをお届けします。
FUN TRAIL ROUNDみなのについて
大会の概要
皆野町を舞台としたトレイルレース。
その名の通りガチなシリアスレースというよりは秩父の自然を楽しみ、ランナーも地域も盛り上がる、ということに重点を置いている大会です。ほのぼのしてましたね。
また、あの奥宮俊祐氏がプロデュースしているところもポイント。
色々細かな部分がトレイルランナー目線で、さすがだなと感じました。この辺は後ほど綴ります。
コースの特徴
コースは30kと50kの2つです。
楽しむことに重きをおきながらも、コースはかなり本格的。
未舗装率はそれぞれ65%、60%でトレイルレースとしてはかなり走れる感じのコースです。
制限時間はそれぞれ8時間、12時間と優しめの設定。完走率はきっと高いでしょう。
管理人は50kmにエントリーしました。せっかくだからね。
50kmはざっくり言うと、山2つ越える→スタート地点に戻る→また山2つ越える という
4回上り降りがある感じです。エイドは多く配置されており安心。
レース前
作戦
ハセツネ30Kは「本戦出場のため上位500位以内に食い込む」という明確な目標があったので事前トレーニングもかなりまじめに行いましたが、今回はまるで準備なし笑
4月には富士五湖もあったので、山を走ることすらしばらくしていません。
まぁ、完走できれば御の字です。
何しろ富士五湖では人生初のDNFを経験したばかりですからね…まだ引きずっております。
タイムや順位はあまり気にせず、コースやエイドを堪能して、FUNTRAIL=トレイルレースを楽しみたいと思います。
装備
基本、いつものトレランスタイルで臨みますが、本大会には必携装備品があります。これは忘れないように。
・携帯コップ
・1リットル以上の水
・各自必要な食料
・ライト1個及び予備電池
手持ちのコイツを持ちます。単三電池でも使えます。明るいし、トラブルがなければ出番はないと思いますが。
・サバイバルブランケット
・ホイッスル
・テーピング用テープ
・携帯トイレ
・フード付きレインウェア
・ファーストエイドキット
コイツらはいつものバックパックへ。
シューズは今回もローンピーク。ホントはちょっとサイズが大きい感があるので新しいの欲しいんですが、財政的余裕なし。
レースレポート
会場へのアクセス
この大会、受付は当日朝でもOKなのですが、スタートは7:00なので管理人宅からだと始発でも間に合いません。前泊必須です。
せっかくなので前日に受付済ませちゃいましょう、ということで西武池袋線でのんびり向かいます。
西武秩父線は30分に1本くらいしかありませんので、事前に時刻表を確認のうえ向かいましょう。
ここから15分ほど歩くと会場です。
受付
なんだかローカルなのんびりムード。いい感じです。出場者はそれほど多くないので、受付もスムーズ。
出店を覗き、会場を後にしました。また明日。
宿泊
会場周辺に宿泊施設はない為、秩父駅周辺で予約をする必要があります。
ただ、あまりホテルないんですよね。
管理人も一旦は駅近くのホテルを予約したのですが、高い。素泊まりなのに1万円近くするとか、ここ都内じゃないのに。
そんな時見つけたのがコイツです。
自遊空間。事前に予約もできて、鍵付の個室が3000円ほどでいけます。ブランケットもあるので寒くはないし、どうせ朝も早いんだからこれで充分です。
管理人以外にも、ランナーっぽい方が泊まってましたよ。
あ、一応耳栓はあったほうがいいですね。近くに100均があるので忘れても買いに行けますが。
夜は近くの食事処で秩父名物のわらじ丼を頂き、マンガを読みながら就寝しました笑
レース前
秩父駅から始発で行けば、スタート時間まで充分な余裕があります。
注意が必要なのは、コンビニが少ないこと。しかもセブンは営業6時から。のどか。
始発時間に利用可能なのは、駅から少し離れたファミマくらいなので朝食は前日に買っておいた方が良いでしょう。
6時くらいに会場到着。
スタート前には奥宮さんが挨拶しておりました。
大きな大会のような緊張感はありません。そもそも直前まで皆さんスタートラインに並ぼうとはしません笑
少しでも良い位置を確保しようというハセツネ30kとは雰囲気大違い。リラックスムード。
そして7時を迎え、スタートです!
スタート〜秩父高原牧場(11.7km)
まずは山1つ目。
スタート後まもなく登りが続きますが、ロードが多めです。
ロードとトレイルが交互に現れる区間なので、飽きずに軽快に進むことが出来る区間です。まだ序盤ですからね。
最初の補給食有りエイドである、秩父高原牧場まで来ました。
いなり寿司やフルーツポンチをいただき、しっかりチャージ。
ちなみにこの大会、ゼッケンが秀逸。高低図が記載されており、体前面に付けておけば走りながら確認できます。じぶんが全行程のどの辺りを走っているのか、あとどのくらい登る必要があるのかなどが瞬時に把握できます。さすが奥宮さん。
秩父高原牧場〜美の山公園(20.9km)
続いて2つ目の山のほぼ頂上、美の山公園エイドを目指します。
途中の二十三夜寺エイドはウォーターエイドのはずなのに、こんなものが。
傾斜はキツく、太陽も出て暑くなってきましたが、歩きを交えつつ止まらずに登り続けます。
そして美の山公園エイド到着。
エイド直後に歩行区間があるので、食べながら歩くなどで時間ロスを防ぎつつ体力回復します。
もちろん楽しみ方は人それぞれなので、ここらで大休憩入れるのもあり。
美の山公園〜皆野スポーツ公園(29.5km)
この区間は下り基調。急勾配は少なく、かなり気持ちよく走れます。
皆野スポーツ公園〜秩父華厳の滝(40.7km)
一旦スタート地点に戻り、後半戦スタート。
通過時は名前を呼んで送り出してくれます。
ここから次のエイドである秩父華厳の滝までが最もエイド間距離が長い箇所になります。11kmくらい。ある程度ここで給水しておくと安心でしょう。
後半、市街地で一瞬コースロスト。少し前にいる方にぼーっと付いて走っていたら一緒に間違えました。数十メートル程度で済みましたが。
TERREXの黄色テープに加え、市街地ではアスファルトに白テープで表示されていますのでそちらを確認しながら進みましょう。
3つ目の登りに入るまでの市街地区間が長め(4kmくらい)なことに加え、いざ山に入ると破風山の傾斜はキツく、途中で何度か足が止まりました。
何とか登りきり、ヘロヘロになって下り、華厳の滝エイド到着。
ちなみに滝が見えるのかな、と少し期待していたのですが、コースからは全く見えません笑
秩父華厳の滝〜フィニッシュ(50km)
いよいよラスト4つ目の山。別ルートから再度破風山に登ります。
ここで鎖場登場。
元気な時ならなんてことない鎖場ですが、疲れ切った体にはきつい。バランス崩さないように慎重に進みます。
下りも急な箇所多し。みな疲れてきてます。途中で「足攣っちゃったので先どうぞ!」と2回言われました。
鎖場含め、この辺りは狭くて危険な箇所が多いので歩行区間となります。
管理人もこの辺りからかなりスピードダウン。下りでかなり抜かれてしましました。
何とか山を下り切り、市街地を抜け、フィニッシュ。
一つ気になったのが、表示されていたゴールまでの距離。「あと何km」ってのがかなりアバウトです。
かなり体力消耗している地点なので、正確な表示をしていただければと。
レース後
その場で完走証を発行してもらえます。
しばし休憩した後、30kmに出場していたラン仲間と合流、帰路につきました。
なお、西武秩父駅に直結する形で、祭りの湯というスーパー銭湯があります。
ゆっくり汗を流した後は施設内に食事処もありますし、隣にも飲食できる場所がたくさん。お土産処もあるので是非立ち寄りましょう。
まとめ
ガチランナーからファンランナーまで幅広く対応できる稀有な大会ではないでしょうか。
本格的なコースながらも制限時間には余裕があり、後日掲載された大会リザルトでは50kmで95.8%、30kmは98.8%とのことでした。
エイドは質・量ともに充分。
自分で持つ補給食はほぼいらないかと思います。管理人は結局1つも使わずでした。
さすが奥宮さんプロデュースということで、安全面も含めよく考えられている大会だな、と思いました。
アットホームなのも素敵です。
スタッフ、ボランティアのみなさん、ありがとうございました!
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