ランニングシューズの選び方
ランニング必須アイテムの筆頭であるランニングシューズですが、スポーツ用品店にいっても非常にたくさんの種類が並んでおり、はたしてどれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
しかし、自分にとって適切なシューズを選ばないと、思わぬケガやトラブルにつながる危険性もあります。
選ぶうえでの大事なポイントをしっかりおさえ、快適なランニングを楽しみましょう。
足形を把握する
足の形を知ることが、シューズ選びの重要な第一歩となります。
例えばアシックスのショップなどにいくと、3次元足形計測器があり、足長はもちろんのこと、かかと幅や甲の高さ、土踏まずの高さなど詳細に計測を行い自分にあったシューズを紹介してくれるのですが、近くにお店がない、時間がない、という方は難しいですよね。
しかし、ある程度は自分自身で足形を判別することができます。
足形は大きく3つのタイプに分類されるといわれます。靴下を脱ぎ、自分の足を眺めながらチェックしてみてください。
エジプト型
日本人の7割はこのタイプです。親指が最も長く、人差し指から小指にかけてなだらかなカーブを描く形状をもつ形が「エジプト型」です。管理人もこの型でした。
このタイプは親指のつま先がシューズに当たりやすいため、つま先に余裕をもったシューズを選ぶのがポイントです。
また、このタイプは重心が外に傾きやすく、外反母趾になりやすいともいわれています。
ギリシャ型
親指よりも人差し指が長い形状で、日本人の約2割がこの「ギリシャ型」タイプと言われています。
比較的どんなランニングシューズでもなじみやすいはずですが、人差し指の圧迫には注意が必要です。
スクエア型
親指から小指までほぼ同じ長さの足形を「スクエア型」と呼び、日本人の1割程度を占めると言われています。
体重がすべての指に均等にかかるため他の足型と比べて指への負担は少ないですが、足が幅広になりがちなため、シューズの幅に気を付けて選定するのがポイントです。
ちなみにこの型は指の間に魚の目ができやすいらしいです。
足のサイズを正しく測る
それぞれの足形の注意点を把握できたら、続いて自分自身の足のサイズを測ってみましょう。測定ポイントは足長・足囲の2つです。
足長を測る
足長とは、かかとから一番長い指先までの長さになります。一番長い指は足形によって違うため、自分の足をよく観察して計測するのが大切です。
正確に測るためには、まず足のかかと部分を壁にぴったりとつけて、つま先部分に本や定規など、床に対して垂直な面を作れるものをあてて、ペンで線を引いて測るのがよいでしょう。
足囲を測る
親指と小指の付け根の、骨の張り出した部分の周囲をメジャーで測ります。
ちなみに足を測る時は裸足が基本です。普通の綿ソックスでも 足長は1.5mm、足幅は5mm増加してしまいます。
サイズ早見表
測り終えたら、早見表に照らし合わせてみましょう。このサイズ表は、JIS規格による足長・足囲表です。
ここでのポイントは、実際の足長より1cmほど大きな足長をチョイスすることです。つま先に「捨て寸」がないとランニング中に痛みが生じますし、長時間走ることでむくみが発生してしまうこともあります。
※あくまでランニングシューズ選びの目安であり、足入れ感やフィット感については個人差があります。まずは自分自身の足のことをよく知ることからはじめましょう。
走力で選ぶ
サイズがわかったら、次はシューズのタイプです。自分がどの程度走れるのかによって、選択するシューズは変わってきます。
初心者ランナー
日頃の運動不足解消や、ダイエットのためにこれから走り始めたい!という初心者ランナーの場合、ランニングによって生じる膝や腰への負担を軽減するためのフォームや筋力が十分に備わっていないため、ランニングシューズ選びは最も慎重に行う必要があります。ポイントは、衝撃を吸収してくれるクッション性の高さです。
脱初心者ランナー
そろそろランニングにも慣れてきて、マラソン大会に参加したり、フルマラソンの完走を視野に入れてトレーニングを始めている脱初心者ランナーや、過去にスポーツ経験があり走ることにもそれなりに慣れているランナーの場合は、比較的選べるシューズの種類は増えてきます。
クッション性に加え、反発性も併せ持ったシューズを使用することで、スムーズな走り心地を目指しましょう。
記録を目指す中級者ランナー
フルマラソンを完走することよりも、タイムのことが気になり始めた中級者ランナーの場合は、足の筋力も十分に付いてきていると思います。
レーシングモデルや、レース終盤でもシューズの重さを感じることのない軽量タイプのランニングシューズがおすすめです。
まとめ
快適なランニングのためには、ランニングシューズ選びはとても重要です。
まずは、自分の足と自分の走力レベルをよく理解し、自分に合った一足を見つけましょう。
また、購入前には必ず試し履きをすることを強くおすすめします。ネットで購入する方も多いと思いますが、まずは店頭で試し履きをした上で、購入はネットで、でも良いと思います。お店の人は良い顔はしないでしょうけど(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません