【トレラン】羊蹄山2ルート 喜茂別UP・京極DOWN

お盆休みの8月某日、羊蹄山を走って(歩いて?)まいりました。

北海道では数少ない、日本百名山の一つである名峰です。以前よりいつか登りたいと思っていたのですが、中々機会がなくて。

お盆休みで天気も降水確率ゼロの快晴予報。これは行くしかないでしょ!ということで向かった次第です。

装備

ロードが山の前後で1時間+上り3時間+下り2時間の計6時間くらいかな?という計画。

天気予報はこの上ない快晴、夜明けと共に走り始める予定なので装備は必要最低限で行きます。

シューズはアルトラ・スペリオール6。

ノースリーブのシャツに短パン。

あとはいつもの感じで。

バックパックの中にはエマージェンシーキットと、モバイルバッテリー、忘れちゃいけない熊撃退スプレー。

暑くなりそうなので、水は500mlフラスク2本に加えてペットボトルを1本。計1.5リットル携行。

アクセス

羊蹄山には登山コースが4つあります。

京極町HPより拝借。

<真狩コース>

一番使われている?ルート。比較的勾配が緩く4ルートの中では登りやすいこと、バス停や自販機、トイレが登山口の近くにあり便利。但し、山頂までの距離は一番長いので油断禁物。標準コースタイムは9時間20分。

<ひらふ(倶知安)コース>

真狩と並んで人気のルート。公共交通機関からのアクセスが良く、バス停が近いほか、その気になればJR比羅夫駅から歩いてもアクセス可能。標準コースタイムは8時間55分。

<喜茂別コース>

短い距離(と言ってもそれなりにあるが)を一直線にひたすら登るルート。4コースのうちで最も急で途中の景色はあまり見られない。一方で歩く人が少なく、静かな登山を楽しめるメリットも。なお、羊蹄山の最高点は喜茂別町にあり、このコースから登ると最短。標準コースタイムは7時間50分。

<京極コース>

喜茂別同様急勾配。頂上近くのザレ場が難所。標準コースタイムは7時間50分。

※羊蹄山の標高は1,898mと、一見それほど高い数字ではありませんが、登山口から山頂までの標高差が大きいため、標高の割に体力が必要と言われています。確かに、富士山なんかは5号目まで車で行けちゃいますからね。

さてどうしたものか。

のんびり電車で向かい、ひらふコースに取っ掛かるのも悪くないですが、札幌からだと着くのは早くても10時半。

札幌からの日帰りだと、交通手段は車一択

でしょう。

車だと、札幌から一番近いのは喜茂別コース。

しかし、同じルートを行き来するのは好みじゃないんだよね・・・上り下りは別ルートで組みたい、と考えた結果、

道の駅きょうごくに駐車→ロードで喜茂別登山口→喜茂別コース上り→京極コース下り→ロードで道の駅

としました。

道の駅から喜茂別登山口までのロードは6km程度。準備運動には丁度良い距離でしょう。

コースが決まったところで、当日はAM3時半、張り切って札幌を出発。

早朝なので車も少なく、2時間弱で道の駅きょうごくに到着しました。

お盆期間ということもあり、車中泊の車が20台ほど止まっていました。
駐車場はかなり広いのですが、水を汲みにくる方がひっきりなしに訪れるため休日昼間はかなり混み合います。

実走行レポート

まずはふきだし公園でフラスクを満タンに。さすがにこの時間は誰もおらず、貸切状態。

1日に湧き出る水量は、何と約8万トンとのこと。冷たく美味しい水です。

時間はAM5時半、それではレッツゴー!

空にはまだ月が。

ふきだし公園から喜茂別登山口までのロード区間は、歩道があるので安心して走れます。

早朝だったので通る車は数えるほど。歩行者はゼロでした。

40分ほどで喜茂別登山口に到着。

三角屋根の廃屋が目印。

なお、喜茂別登山口の近くには水場や自販機などは一切ありません。補給を完了してから向かうようにしましょう。

気をつけます。

ここから少しだけ林道。

これより先は車進入不可。7、8台程度は止められそうな駐車スペースがあります。
AM6時過ぎで5台止まっていました。

ここからは頂上まで登りオンリー。

アップダウンなど全くなく、ひたすら登りです。

マイナールートということで道も荒れているのかな、と心配していましたが、それなりに利用者はいるようで、半袖短パンのトレイルスタイルでも問題なく進めます。札幌岳よりずっとマシ。

ただ、ひたすら上りで、一息つける場所がないのは中々ハード。

基本的に眺めはあまり良くないルートですが、7号目あたりまで登り振り返るとこんな景色が拝めます。
8号目以外の標識は見つけれられませんでした。あるのかな?

8号目を過ぎると、高山植物が目を楽しませてくれます。

オヤマリンドウ
ウメバチソウ
もうすぐ頂上、多分

そしてAM8:35、山頂到達!登山口からは2時間20分。まずまずでしょうか。

ちなみに、登っている間に追い抜いた方は2人、すれ違った方はゼロでした。

山頂にはそれなりの人数がいたので、みなさんやっぱり真狩かひらふ経由なんでしょうね。

この日は快晴、山頂も微風で最高でした。

時間はまだ9時前、腰を下ろして一息入れた後、せっかくなのでお鉢巡りもすることに。

お鉢の外周は4kmほど。

360°、どこから見ても絶景が広がります。

ようやく1周。約1時間かかりました。

山頂を満喫し、9:50京極ルートを下山開始。

あ、下りは写真ないです・・・

喜茂別ルート同様一直線コースなので中々の斜度。特に頂上付近のザレ場が滑りやすく、注意が必要です。

ただ、高度が下がるにつれて岩場もなくなり緩やかになるので、徐々に走れる道になります。暑いけど。

11:30、京極登山口に到着。山頂からは1時間40分でした。

ここから再びロードを3kmほど走り、ふきだし公園に戻ってゴール!

トレイル+ロードで走行距離は23.6km、所要時間は6時間27分でした。

その後、公園隣の京極温泉で汗を流し、昼食後札幌への帰途につきました。

入館料600円とリーズナブル。

まとめ

トレランと言いつつ、かなりの部分は歩いていたような気もしますがまぁそこはご愛嬌。

喜茂別・京極ルートは登り(下り)一辺倒で楽ではないものの、

他の登山客が少ないのでトレイルランナー向き

なのでは?と思いました。

管理人のようにロードと組み合わせて走ることで

富士登山競走の練習にも

なりそうなコースです。

携帯電波が常に入るのも安心。

おそらく再訪することになるでしょう。