【大会参加レポート】第44回つくばマラソン
2024年11月24日(日)、茨城県つくば市で開催された第44回つくばマラソンに参加してまいりました。
備忘録も兼ね、大会参加レポートを綴ります。
次年度以降走る方の参考にしていただければと。
つくばマラソンについて
どんな大会?
つくばマラソンは、やたら人気が高いですよね。
マラソン大会が飽和気味の昨今、定員割れで募集期間延長、みたいな大会もよく見かける中、つくばは募集開始日に即定員に達してしまうほどのモテっぷりです。
20時にランネットのエントリー開始なんですが、去年は酒飲んでウトウトしてたら出遅れ、気づいた時にはもう締め切ってました。1時間くらいしか経ってなかったんですけどね。
今年はミスらないようにと思ってましたが、やっぱり?うっかり?飲んじゃって少し出遅れ。開始から30分くらい経って、慌ててアクセスしたところ通常枠はすでに満杯。
駐車場付き枠がまだ行けたので、やむなくそちらでエントリーしました。
駐車券は後日メルカリでお譲りしましたが。
何でそんなに人気があるかというと、やはり
タイムを狙える
からでしょう。
どんなコース?
筑波大学筑波キャンパスがスタート&ゴール。
北部工業団地から県道45号線をまっすぐ南下し、つくば市役所近くを通りつつ戻ってくる、みたいなコースです。
はっきり言ってこれと言った見どころはありません。
しかし、
とにかくフラット。
HPにははっきり書いていないものの、ウィキペディアによると高低差は10m程度とのことです。
実際走っても、坂を感じたのは短い距離のが2箇所くらいでした。
折り返し箇所も少ないし、9kmほど続く長ーい直線もある。
また、ウェーブスタートを取り入れており、5分刻みで第1ウェーブから第5ウェーブまであります。
他の大規模大会のように、スタートゲートをくぐるまで何十分、みたいなことがないし、渋滞も発生しにくい。
そして11月末で暑くもなく、かといって寒さに震えるほどでもない。
タイムが狙える要素がいろいろあるわけです。
都心からも遠くなく、日帰り可能ってのも良いところ。
反面、景観やエイドを楽しむ大会ではありません。キャンパス内のイチョウは黄葉して綺麗でしたけど。
タイムを狙ってストイックに、真面目に走りたい!って人にはうってつけの大会と言えるでしょう。
レース前
作戦
ビブスと一緒に送付されてきた案内を見ると「マラソンを科学する」とのタイトルで様々な分析、考察にページが割かれており、他大会のパンフとは一線を画す内容です。さすが研究学園都市。
レース戦略について以下の記述がありました。
マラソンで良いパフォーマンスを発揮するためにはレース戦略(ペース配分)が重要です。一般的に、長距離・マラソンレースではイーブンペース(一定速度)で走ることが最適とされています。しかし、レース経験の少ない市民ランナーにおいては、自分の適正ペースを把握することは難しく、前半のオーバーペースの結果、後半失速するランナーも多くみられます。そこで、つくばマラソン全参加ランナーのビックデータを解析し、マラソン成績とペース配分の関係の他、性別、年齢などの影響を明らかにします。
第38回大会(2018年)の全完走者のデータを解析した結果、25歳以下のランナー、男性ほど後半のタイム低下が顕著であること、5時間以上かかるランナーは、すでに10km以降ペースが落ち始めることが明らかとなりました。
(第44回つくばマラソン大会案内冊子より)
うーむ・・・なるほど。
イーブンペースがベストというのは頭ではわかっていたつもりなんですが、なかなかどうしてこれが難しい。
男はバカだからね、いざ走り出すと、最初から突っ込んで撃沈、みたいな人多いですもんね。あ、俺か。
直近のぐんまマラソンでもオーバーペース気味で入ってしまった結果、28km以降、ズルズルと落ちるだけでした。
というわけで、今回はクレバーに、イーブンペースで走り切るのを目標とします。
キロ4:25から4:35を遵守、身の丈を考え速度違反厳禁を自らに課します。まぁあわよくば後半上げてネガティブスプリットで行ければ良しです。
目標ゴールタイムは第1目標が3時間10分、第2目標が3時間13分。最低3時間15分は切っておきたい!
装備
天気予報によると雨は降らなそうだったものの、気温は低めの予報。手袋やアームカバー、バフなどはバックに入れて向かいました。
しかしながら嬉しいことに快晴無風の良コンディション。
結局防寒アイテムは一切装着せず、最低限の装備でスタートラインに立ちました。シューズもまだ新調できてません・・・
ヴェイパーって500km超えてもカーボン機能するんかな。
ジェルはメダリストを2つポケットに。
レースレポート
当日朝計量すると60kgジャスト。どうやったら体重減るの…
まぁ仕方ない。重くなっても燃料は必要、ということで朝4時半から牛丼をかっ込んで家を出ます。
会場へのアクセス
秋葉原からつくばエクスプレスに乗車。オタクの聖地に似つかわしくないランナーだらけです。
管理人はなんとか座れましたが、秒殺で満席になるのでどうしても座って行きたい方は早めに秋葉原に着いて並ぶようにしましょう。始発以降から乗るとまず座るのは無理です。
研究学園駅からシャトルバスが出ていますが、かなり混むと聞いたためつくば駅から歩くことにしました。
2.5kmほどありますが、つくば市中央公園内は綺麗だし、キャンパス敷地内を歩くのは気持ち良いです。
アップも兼ねて歩いていくのがおすすめです。
スタート前
広い会場ですが、ランナーでいっぱい。準備をしてチームメイトと写真を撮った後、荷物を手荷物置き場へ。
なお、荷物置き場は屋根がありません。
今年は天気が良かったですが、雨の日はビニール袋の口をしっかりと閉めておくことを忘れずに。
荷物を置いた後はスタートブロックへ移動。
荷物置き場近くに仮設トイレがあります。そこそこの数が設置されているものの、ここはかなり混みます。20分くらい並びました。
穴場なのは、スタートブロック近くのトイレ。時間がかかりそうなら先にスタートブロックへ向かってしまい、このトイレを使用する方がはるかに早いです。
というわけで、いよいよスタート。
スタート〜10km
1km | 2km | 3km | 4km | 5km |
5:47 | 4:40 | 4:44 | 4:29 | 4:34 |
6km | 7km | 8km | 9km | 10km |
4:28 | 4:33 | 4:28 | 4:33 | 4:30 |
トイレ待ちに時間がかかり、ブロックに着いたのはスタート5分前。かなり後方からのスタートとなってしまいました。
ウェーブスタートですが、後方の並びだとスタートラインを通過するまで1分以上はかかります。シビアにタイムを狙う方は早めに並びましょう。
管理人は、序盤の突っ込みを抑えることができたので結果OKでしたが。
スタートして3kmほどは筑波大学の敷地内を走りますが、路面に段差が多くあるので注意。
音声でも注意を促していますが、ここは足元をよく見ながらゆっくり行くべし。目の前で派手にこけているランナーもいました。
構内を抜けてしまえば、自身のペースで巡航可能なので焦らず。
暑くなかったので、1つ目、2つ目の給水はパスしました。
11km〜20km
11km | 12km | 13km | 14km | 15km |
4:33 | 4:27 | 4:24 | 4:27 | 4:29 |
16km | 17km | 18km | 19km | 20km |
4:31 | 4:31 | 4:34 | 4:32 | 4:29 |
真っ平だし、無風だし、暑くも寒くもないし、実に走りやすい。
ペースアップしてしまいそうなのを自重しながら進みます。
15kmからは7kmほどまっすぐな一本道。ストレスがありません。
いつもは給食を食べない管理人ですが、調子よく走れているので17.5km地点にあるスティックケーキをいただきました。
うむ、うまい。
21km〜30km
21km | 22km | 23km | 24km | 25km |
4:26 | 4:32 | 4:26 | 4:31 | 4:31 |
26km | 27km | 28km | 29km | 30km |
4:25 | 4:30 | 4:30 | 4:24 | 4:19 |
ケーキの美味さに味をしめ、20.5km地点ではブルーベリーもいただきます。ブルーベリーには抗酸化作用があり、疲労を防ぐとのこと。冷えててうまい。
給食のおかげか平らなコースのせいか、ハーフを過ぎても調子は落ちないので、30kmからギアを1段上げてみました。
31km〜40km
31km | 32km | 33km | 34km | 35km |
4:21 | 4:15 | 4:20 | 4:19 | 4:23 |
36km | 37km | 38km | 39km | 40km |
4:21 | 4:31 | 4:22 | 4:27 | 4:26 |
正直景色は単調で全く覚えていません笑
30.5kmエイドでバナナを取り損ねたので、本日初かつ唯一のジェル(メダリストコーヒー)投入。
41km〜ゴール
41km | 42km | .195km |
4:29 | 4:30 | 4:26 |
最後の4kmほどはまた大学敷地内を走ります。ここでまた段差にやられないよう足元は十分注意を。
管理人も、なんとか最後までペースダウンすることなくゴール!
タイムはグロスで3:11:19、第2目標は達成です。
でも、自身のセカンドベスト、コロナ禍後では最も良い記録でした!
レース後
ゴール後はドリンクの他、事前選択制のポーチか地元特産品に加え、うまい棒2本、醤油などが貰えます。
色々な意見はあると思いますが、メダルとかTシャツとかタオルとか食傷気味なので、このようなものの方が良いですね。
着替えた後は、チームメイトを待ちつつ沿道でしばしランナーの応援をしておりました。
応援ポイントは、ゴール地点から400mほど手前のスーパー「カスミ 筑波大学店」前がおすすめです。
なぜなら、
スーパーにビールが売っているからです笑
飲み干したらすぐ買いにいけるし。小春日和で暖かかったので、待ってる間500ml2本開けてしまいました笑
ゴール直前ほど人もいないので観戦しやすいのも高ポイント。
その後、つくば駅まで歩き、帰途につきました。
お風呂が近くにないのが残念。
管理人は北千住で銭湯により、また飲んで帰りました。どんだけー。
まとめ
天気に恵まれたこともありましたが、タイムが狙える大会であるというのは偽りなしでした。
エントリー料も比較的安いし、余計なものは無いし、ガチランナーが多いし、純粋に走りに向き合える良い大会だと思います。
おそらく来年も参加させていただきます。
スタッフ・ボランティアの皆様、沿道で応援いただいた皆様、ありがとうございました!
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