【大会参加レポート】第41回別海町パイロットマラソン その②レース当日編

2020年10月25日

いよいよ大会当日を迎えました!今回は会場の様子・レースレポートをお届けします。大会の概要や前日の様子については一つ前の記事をどうぞ↓

スタート前

前日早めに就寝したこともあり、レース当日はAM4:30に起床。

いや、寝る時間に関係なく、年々起きる時刻が早まっている気がします。年のせいとは思いたくないのですが。

昨日まで強かった風もすっかり収まり、青空が広がっています。絶好のマラソン日和となりそうな予感がしますよ。

宿泊したのは「尾岱沼温泉シーサイドホテル」。
部屋の窓からは、静かな波面が美しい野付湾の風景を楽しむことができます。
厳しい寒さの冬季においては、まれに光の屈折により太陽が四角やだるま型になる不思議な光景を見ることができるそうです。
ホテルには色々な形をした朝日の写真が展示されていました。

朝の温泉で身を清めた後、美味しい朝食をいただきました。カーボローディングってことでご飯を2杯頂き充電完了。ホテルを後にし、車で会場へ向かいます。

会場に向かう途中でパチリ。空の青と牧草の緑と乳牛の白と黒。
これぞザ・北海道という景色が広がっています。

8時過ぎに会場である別海町総合スポーツセンターに到着しました。

今大会のエントリー数はフル部門で1,270名とのことです。陸連公認大会とはいえ日本最東端に近い場所での開催、参加人数は決して多いわけではありません。会場にもどこか牧歌的な雰囲気が漂っており、都市部で行われる大会のようなピリピリとした空気はまるで感じられません。イイ感じです。

スタート地点のすぐ隣に広大な駐車スペースが確保されています。
日本の将来を先導して走っちゃいますか、今日は。
地元の高校生でしょうか、ワイワイと楽しそうに会場の設営をしてくれていました。
荷台の中には恐らく大量の牛乳が。完走後の一杯はさぞかし美味しいでしょう。

そうこうしているうちにスタート時刻の午前10:00が近づいてきました。

気温はおよそ14℃。動かずにいると少し肌寒いくらいです。念の為、アームウォーマーを装着してスタート地点に向かいます。

スタート地点は厳密なブロック分けはありません。「サブスリーを目指す人」「サブフォーを目指す人」という看板が掲げられており、アバウトに並びます。他の大会ならここでも我先に、少しでも前へ、といった動きがあるのが常ですが、この大会の場合それが全く無し。のどかです。

3時間一桁を目指す管理人は、サブスリーブロックの最後方に並びました。

元日本代表オリンピックランナーの浅井えり子さんがゲストで挨拶をされていました。

折り返し後の後半は向かい風が強いのでペース配分を考えて、とのアドバイス。なるほど、覚えておきます。

さぁ、いよいよ令和最初の別海町パイロットマラソン、スタートです!

レースレポート

スタート~10km

1km2km3km4km5km
4:304:094:214:244:20
6km7km8km9km10km
4:224:194:194:234:16

今大会の管理人の設定ペースは4:20~4:30/km。この速度を最後までキープするのを目標として走り出します。

大規模大会だと大抵スタートで渋滞によりタイムロスが発生しますが、今回は全くロスなし。ほぼグロス=ネットでスタートを切れました。入りの1kmから巡航速度に乗ることができます。ストレスフリー。

町営陸上競技場を1周した後、別海市街を抜け大会メインロードとなる国道243号線・パイロット国道に入ります。

緩やかな上り坂が延々と続いてはいますが、序盤なのでそれほど気にはなりません。

しかし・・・暑くもなく寒くもない、これ以上の環境があろうかという言い訳のしようがないベストなコンディション。逆にこれで良いタイムが出なかったらいつ出すんだ!というプレッシャーを感じてしまうほどです。

11km~20km

11km12km13km14km15km
4:214:214:214:244:23
16km17km18km19km20km
4:244:284:214:214:28

市街地からはだいぶ離れ、沿道の応援者も数少なくなってきました。でも大丈夫。牛がたくさんいるから寂しくはありません笑

ひたすら上り坂の1本道を進みます。まだペースは順調。余裕あり。

後半戦に備え、20km地点でピットインを1本投入しておきます。

コースからは牧草ロールに書かれたこんな応援メッセージも見ることができました。

2.5km毎に給水エイドとスポンジエイドが交互に設置されており、快適に走ることができます。さすが歴史ある大会、ランナー目線の運営ですね。

21km~30km

21km22km23km24km25km
4:284:224:214:244:25
26km27km28km29km30km
4:224:294:224:264:30

21kmの中間地点が最もコース内で高い場所。といっても標高60mに過ぎないのですが。

だいぶ疲れが溜まってはきたものの、ここからは下り基調だと考えると気持ち的にはかなり楽です。

幸いなことに、浅井えり子さんが言っていた向かい風もこの日は殆ど感じることなく順調に距離を重ねます。風の強い日は、遮るものが何もないから確かに大変なのでしょうけど。

コース上には「牛横断注意」の看板がたくさんあります。
この地域では牛が優先ですからね。

31km~40km

31km32km33km34km35km
4:204:254:284:304:29
36km37km38km39km40km
4:264:344:304:394:43

下り基調とは言え、30kmを過ぎるとさすがに疲れが。36kmを越えた辺りから、ジワジワと設定速度から遅れだします。何とか良いペースで走っているランナーの背中を捉え、必死でついていきます。コバンザメ作戦。

32km地点でメダリストを1本投入。このコーヒー味、初めて使用したのですが結構好きかも。ゼリータイプでベトつかず飲みやすい。甘さもちょうど良いし、カフェイン配合も好ポイント。

ジェル投入で少し元気を取り戻します。何とか粘り、38km辺りから再び別海市街へ。応援者も増えてきたのでカッコ悪い姿は見せたくない。ツラいけど耐えねば。

41km~ゴール

41km42km.195km
4:464:484:49

長い長いパイロット国道を抜け、後は2kmあまり。最後の力を振り絞ってゴール地点へ歩を進めます。

陸上競技場に近づくと、アナウンスの方がランナーの名前を読み上げ、鼓舞してくれます。ますます力抜けない笑

スタート時同様陸上競技場を1周し、ゴールへ。最後こそペースは落としたものの、大崩れすることなく走り切ることができました。

記録は・・・

3時間7分56秒!

ベスト更新!目標の3時間10分切りを果たすことができました!うれしい。

ガサツに扱うので、完走証はいつも折れ曲がっています笑
ようやく3時間一桁が達成できました。
そろそろ「サブスリーを目指してます」などと言っちゃっても良いでしょうか。まだダメ?

レース後

走り終えると、完走証の他、多数の参加賞・完走賞をいただくことができます。

貰えるのは、別海町産の鮭まるごと1尾・特製ジャンボバスタオル・ヨーグルトやチーズが入った乳製品パック・別海牛乳など。
5,000円というエントリー料を考えると非常に充実しています。

この大会の名物である鮭。とても嬉しいのですが、もはやこの疲れ切った体では帰宅後に捌く元気がありません・・・義母宅に宅急便で送り、解体を依頼してしまいました笑

会場内にはゆうパックの臨時荷受けスペースも設置されていますし、会場からほど近いコース上にヤマト運輸のセンターもあるので、そこから発送する方も多数いるようです。

走った後は、鮭汁や豚汁が振舞われます。
秋の風は冷たく、温かい食べ物はとても嬉しい。
鮭汁もいいのですが、牛乳のこれまた美味しいこと。
思わずお代わりを頂いてしまいました。

しばし会場の雰囲気を楽しんだ後、別海町を後にし札幌へ車を走らせました。

帰路途中、弟子屈町の摩周温泉に立ち寄り、汗を流しました。温泉レポートはこちら↓

摩周温泉 亀乃湯

別海町→札幌までの運転時間は・・・約6時間。疲れて眠いし、フルマラソンよりはるかに長い拷問のような時間でした笑

まとめ

公共交通機関が充実しているとは言えないためアクセスに非常に苦労する大会ではありますが、それを加味してもとても魅力に溢れた大会です。

北海道らしい風景は楽しめるし、タイムは狙えるし。

特に道外の方に多く来ていただきたいですね。

管理人もまた是非参加させて頂きたいと思っています。大満足です。

大会スタッフの皆様、ボランティアの皆様、ありがとうございました!