【使用レビュー】ナイキズームライバルフライ CD7288-001

2020年12月7日

久しぶりにランニングシューズ買っちゃいました。

ナイキの「ズームライバルフライ」です。

今回は、管理人がコイツを購入した理由と、使用レビューをお届けします。

購入から約1ヶ月経ち、結構使用したので、だいぶ感触も掴めてきましたからね。

先に結論から言ってしまうと、

かなりおススメ!なんせコスパが高い。

是非選択肢の一つに入れてもらいたいシューズです。

ズームライバルフライとは

今回購入したナイキズームライバルフライ(型番CD7288-001)は、発売開始から1年超経った旧モデル。

2020年4月現在、NIKE公式ページでは掲載されておらず、後継の「ズームライバルフライ2」に置き換わっています。

ナイキのランニングシューズの中の位置付けとしては、エントリーモデルになるのでしょう。定価2~3万円するシューズも珍しくなくなってきた現在、定価で1万円を切るプライス。比較的手を出しやすい値付けです。

だからと言って初心者向けというわけではなく、学生アスリートをターゲットにした商品、という感じ。「部活生シューズ」と言われる所以です。

今流行りのバリバリの厚底ではなく、いわゆるレーシングフラット(薄底)タイプに分類されるシューズですが、横から見るとそれなりの厚さがあるようにも見えますね。 ヴェイパーフライのようにカーボンが内臓されているわけでもありません。

但し、基本的な性能はしっかりと備わっています。前足部にはズームエアーユニットが搭載され、高反発の推進力を生みだします。

また、ズームフライのような厚底モデルでもおなじみの後端が突き出したエアロソールを装備しています。素材はEVA。

購入の理由

まず第一に「練習専用」のシューズが欲しかったんですよ。今まで毎日のジョグ等にてメインで履いていたアシックスのGT-2000がもう限界を超えちゃっている気がしていたもので。

管理人愛用のアシックスGT-2000。
アウトソール(黒)の溝が無くなっているだけにとどまらず、削られすぎてミッドソール(黄)と高低差がありません。
ミッドソールにも既にかなりのダメージが。

滑りやすくなっていることに加えて、走りのクセによって削られる箇所が偏っているのでこのまま使い続けると身体のバランスが悪くなってしまうかも・・・と心配になってしまったのです。

で、何がイイかなとネットや店頭で探し始めたのですが・・・

ニューモデルはどれも高い。

ビギナー用や練習用を謳ったモデルでも、7,000円以上するものがほとんどです。お財布的にあまり高いモデルに手は出せないのはもちろんのこと、高すぎると勿体なく感じて、練習用として使うのに躊躇してしまう心配もあります。それじゃあ本末転倒。

かと言って安かろう悪かろう、は避けたいところ。しっかりとした基本性能を保持していることは必須です。

という訳で取った作戦が

型落ちモデル狙い

でした。

ネットショップでもたくさん見つけることができますが、今回管理人が購入したのは某アウトレットに出店しているナイキのショップ。

多くの型落ちモデルがお得な値付けで積まれています。その中でもひときわ安値に感じたのがズームライバルフライでした。

その値段、税込で4,999円。隣に置いてあったエアズームペガサス34より2,000円も安い。

これくらいの価格だと、気兼ねなく普段の練習用に使えます。
ちなみにこのアウトレット店には、早くもヴェイパーフライネクスト%が並んでました。蛍光緑の初期カラーモデルです。

ちなみに、何でナイキか?ということですが、そりゃあ・・・最近一番流行っているからですよ笑

ヴェイパー現象もあり、ランニングシューズと言えばナイキ!みたいになっちゃってますからね。スポーツ店にいってもシューズコーナーの一等地はナイキの靴で占められています。

そんな中管理人は今までナイキ未経験だったので、この波に乗るしかない!と思ったわけです笑。たまにはそんなのもアリでしょう。

使用レビュー

さて、そんなわけで実際に使った感触はどうなのか?使用レビューをお届けします。

ランニングシューズは派手な色使いのものも多い中、 この白黒モノトーンに大胆なスウッシュをあしらったデザインはイケてます。ジーンズと合わせてもいけちゃいそうなおしゃれ感。

サイズ感

管理人がいつも選択するサイズは25.5cm。

今回は実店舗での購入なので、もちろん試し履きをした上で購入しましたが、結局普段同様の25.5cmをチョイスしました。つま先の余裕は丁度良いです。

ただ、横幅の造りは若干細めに感じます。幅広の自覚がある方はワイドモデルも選択肢に入れると良いでしょう。

装着感

踵部の造りがしっかりとしている気がします。フィット感がとても高いので気持ちが良いです。

ベロの部分は生地が薄いんですね、ナイキは初めての管理人なので他との比較はできないのですが、皆こうなのでしょうか?甲への圧迫感が少なくて良い感じです。

メッシュのアッパーは通気性が良さそうですが、かといって脆弱な生地でもなさそう。

走行感

まずはジョグペース(6:00/km前後)から。

思ったよりカッチリとしているな、というのが第一印象です。

クッション性は決して強くありませんが、かと言ってターサージールみたいにカチカチでもなく、程よい感じ。

ランニングを始めたばかりの方や、ジョグメインの使い方をしたい、という方はもう少しクッション重視のモデルをチョイスした方が良いかも知れません。同じナイキならペガサスシリーズとか。

少し速度を上げてみます(5:00/km前後)。

おぉ。気持ちいい。

スピードを上げると、シューズがそのパフォーマンスを発揮してくれます。

クセがなく、とても走りやすいのです。反発とクッションが、共に程よく高いレベルでまとまっているとでも言いましょうか。

基本的にはトレーニングシューズではなく、レースに寄せたシューズなんでしょうね。

管理人にとっての閾値走ペース(3:45/km前後)まで試してみましたが、重さも気にならずスピードにのっていくことができました。

まったりゆっくりジョグよりは、少し早めのジョグ、ペース走、ビルドアップ走などに向いているシューズという印象です。

ただ、初心者は敬遠した方がよいかというと、そこまでハードスペックではありません。むしろ、1足で練習から大会までオールマイティに使いたいという方にとっても選択肢としてよいシューズなのではないでしょうか。

管理人も、日頃のジョグはもちろん、レースでの使用まで幅広く使ってみようかと目論んでます。

唯一気になったのは「安定性」。

立っている時、靴底のシルエットが細いせいかグキッと外側にひねってしまったことが2度ほどありました。幸い大事には至りませんでしたが、特に体重の重い人などは注意が必要かと思います。

靴底は細身の造りで安定感は低め。
走り出してしまえば何ともないのですが、普通に立っている時など逆に注意が必要。

あとは耐久性さえよければ充分及第点ですね。

まぁ安いですから、気にせずガシガシ使っていくつもりです。

まとめ

「ナイキ ズームライバルフライ」は、オーソドックスですが価格の割に全体的に高いレベルでまとまっている良いシューズだと思います。

・とにかくコスパ重視

・一足で様々な用途に使いたい

と考えている方には特におススメです。

今年はコロナウィルスの影響で、残念ながら大会開催の見込みがしばらく立ちませんからね・・・レース用ではなく、練習用のシューズを買うのはアリ!ではないでしょうか。

型落ちモデルがお得です。