【卒煙】喫煙ランナーだった管理人が禁煙した4つの理由と感じた変化

2020年12月1日

今まで「喫煙ランナー」で通していた管理人ですが・・・

2020年4月1日より禁煙始めました。

いや、アイコスだから正確にはケムリじゃないな。禁水蒸気とでもいうべきでしょうか?

ピンと来ないのでまぁここでは禁煙という表記にしておきますが、とにかくニコチン摂取は絶っております。

これを書いている時点で10日間の禁煙継続中。何とか一区切りを迎えることができました。

ランナーなのにアイコスを手放せなかったダメ人間の管理人が、なぜこのタイミングで禁煙に踏み切ったのか?

その理由と、禁煙初日~10日目までのレポートをお届けします。同じ喫煙ランナーさんの参考になれば幸いです。

禁煙をはじめた理由

そもそもランナーのくせして喫煙なんぞけしからん!と思われる方が多くいらっしゃるでしょう。

はい、その通りです、すいません。反論の余地もございません。

しかしながら・・・潜在的には結構多いはずなんですよ、喫煙ランナー。

当ブログにおいても、訪問される方はほぼランニングを嗜まれる・興味がある方のはずなのに、喫煙関連の記事が常にランキング上位に位置していたりするのです。

で、その喫煙ランナーである管理人がなぜ今回禁煙に踏み切ったのか?理由は大きく4つあります。

飲食店が原則禁煙へ

一つ目の理由は、2020年4月から「改正健康増進法」が全面施行されることにより、居酒屋等の飲食店において原則禁煙となることです。ランチ時はともかく、ついに居酒屋さえも禁煙となる時代が来てしまいました。

喫煙者にとっては、タバコ無しに酒を飲むなんぞ考えられないでしょう。逆にストレスが溜まります。現に管理人ががそうでした。

ただ、酒とタバコ、どっちか選べ!と言われたら・・・

まぁ、悩んだ末に酒を取るんですよ。一応ランナーですし。

タバコをやめることができれば気兼ねなくお酒の席を楽しめますが、喫煙者のままだと飲み会の最中もニコチンを補給するためにちょいちょい離席して喫煙所へ足を運ぶことになります。これはいただけない。

また、今後飲食店以外においても喫煙できる場所がどんどん減っていくのは明らか。その都度ウロウロするのもバカらしい。ならいっそのこと、ここでスッパリ辞めちゃおう、という考えに至ったわけです。

コロナウィルスの拡大

二つ目の理由は、今世界中を恐怖と不安に陥れているコロナウィルス。

2020年4月7日には、ついに安倍総理による緊急事態宣言が発令されてしまいました。感染者数は日々増加の一途を辿り、終息する気配は全く見られません。

老若男女問わず罹患していますが、中でも重症化する傾向が強いのは高齢者、そして「喫煙者」。インフルエンザ等にも当てはまりますが、喫煙者は呼吸器感染症にかかるリスクが高いのは紛れもない事実です。

先日亡くなった志村けんさんも、晩年は止めていたとはいえかなりのヘビースモーカーとして有名でしたからね。

少しでもリスクを下げるためには止めるのに越したことはないな、と感じたわけです。

それに、単純に喫煙所に近づきたくないな、という気持ちが。

何せ喫煙所は、密閉・密集・密接の正に「三密」を地で言っていますからね。吸う際には必ずマスクを外すから尚危険。

コロナで飲み会が自粛され、宴席予定が全くないのも禁煙開始のタイミングとしては追い風だと感じました。

普段は我慢できてもお酒が入ると周りに誘惑され、禁煙失敗したことが過去何度かありましたもので。

金銭的負担

今まで管理人が吸っていたのは主にアイコス。1日1箱程度でした。

2020年4月現在、1箱の値段は520円です。

1ヶ月のコストは、520円×30日=15,600円。1年だと187,200円。

2ヶ月に一足ヴェイパーフライ買えます。貴族です。

しかもタバコ税は年々上がる一方。政府の提言では1,000円まで持っていくという方向性で増税を進める、なんて話もあります。

アイコスだと、故障した場合ハードの買い換えも必要だし、更に出費がかさみます。

いい加減ここらでやめとこう、と思ったわけですよ。

ランナーとして

四つ目の理由は「一応ランナーとして速く走りたいから」。

最初にこの理由持ってこいよ!笑

確かに紙巻タバコに比べると、アイコスやプルームテックの体への負担が間違いなく少ないことは自らの身体で実証済ですが、やはり何も吸わないに越したことはありません。

仮にもサブスリーを目指しているわけですからね、そろそろ本気を出さねばいけません。

正直、40代のうちに達成できないとその後は難しいでしょうし。寄る年波には勝てませぬ。

こう考えると、今は正に禁煙に絶好のタイミング。逆にここでやめない理由がない、と思いました。

禁煙方法

吸わない人にしてみれば禁煙するのに方法も何もない、ただ吸うのを止めるだけでしょ?と思うかも知れませんが・・・それが素人の浅はかさ。

一口に禁煙といっても、実は大きく分けて2つの方法があるのです。禁煙のベテランである管理人が言うのだから間違いありません(ただ何度も失敗してるだけ)

それは、

ジワジワ行くか、一気に行くか

の2つ。

ジワジワは、少しずつ本数を減らしていくやり方。今日は1箱、明日は10本に抑える、といった具合。

一気に行くのは期限を決めて、そこから一切タバコを口にしないやり方。

管理人は後者の一気方式でいきました。一般的にはこちらの方が成功率が高いとされているようです。

喫煙はよく、道ならぬ恋=不倫に例えられることがあります。

怖いもの見たさに手を出して、次第に深みにはまり、止めたいと思っていても一時的な快楽のためズルズル関係が続き、時には裏切り(=健康障害)が待っていることもある、と。

新しい生活のためには、どこかでスパっと断ち切るしかないのです。

ニコレスなどを使う手もありますが、今の所一切なしでやってます。どうしても吸いたくなったら力を借りるかもしれませんが。

禁煙日記 開始初日~10日目

喫煙者がタバコをやめたら体にどのような変化があるのか?禁煙マラソンのサイトには、健康への影響として以下のような変化があると記載されています。

1.1分禁煙すると:タバコのダメージから回復しようとする機能が働き始める。

2 .20分で:血圧は正常近くまで下降。脈拍も正常付近に復帰する。手の体温が正常にまで上昇する。

3 .8時間で:血中の一酸化炭素レベルが正常域に戻り、運動能力が改善する。

4 .24時間で:心臓発作の確率が下がる。

5 .48時間で:臭いと味の感覚が復活し始める。

6 .48~72時間で:ニコチンが体から完全に抜ける。

7 .72時間で:気管支の収縮が取れ、呼吸が楽になる。肺活量が増加し始める。

8 .2週~3週で:体循環が改善する。歩行が楽になる。肺活量は30%回復する。

9 .1~9ヶ月で:咳、静脈うっ血、全身のだるさ、呼吸速迫が改善する。

10 .5年で:肺がんになる確率が半分に減る。

11 .10年で:前がん状態の細胞が修復される。口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、腎がん、膵臓がんになる確率が減少する。

インターネット禁煙マラソン

それに対して管理人が自ら体験した状況を、以下日記風に。

1日目

初日は張り切ってるのでモチベーション高し。希望に満ち溢れています。

念の為、口寂しさ対策としてミンティアを購入しました。大粒の値段が高めのタイプ。タバコよりずっと安いですからね。

会社ではなるべく喫煙所に近づかないよう過ごします。

味覚が鋭くなっている気が。

帰宅後、ビール350ml缶を2本飲んだだけで眠くなってしまいます。ニコチンの覚醒作用がないからでしょうか?まぁ、喫煙のことを考えなくて良いから好都合です、とっとと寝ることにします。

2日目

何だかボーッとします。集中力が続かない。

それでも、今回はアイコスからの禁煙のせいか、紙巻タバコからの禁煙ほどきつくない気はします。

紙巻タバコから禁煙した時は、体調変化も著しい一方、ストレスもすごかったですからね。結局失敗しました。

まぁ禁煙は一回で成功するケースの方が稀で、3~4回のチャレンジを試みて生涯禁煙者になれたというデータもあるようです。経験を積むほどうまくなる、ってことですかね。それを信じて頑張ります。

3日目

夜中に何度も目が覚めてしまい、 4:00頃には覚醒してしまいます。 身体が普段との違いに反応してるのでしょうか。

せっかくなのでのんびりと朝ランを。深呼吸したくなります。

会社内では前日までと同様、喫煙所には近づかないよう過ごします。

恐らく、誰も管理人が禁煙してることには気づいてないでしょう。案外そんなもんですよね。

何だか食欲がすごく、食べるのが止まらない。

夕食はいつもより多めの量を食べているのに、満足できずにその後袋菓子一袋平らげてしまいました。胃腸が活発化しているのでしょう。

4日目

起き抜け、やたら下半身が元気です・・・たぶんニコチンが完全に抜け、血流が改善しているのでしょう。

本日は禁煙後初の休日で、今期初のゴルフに行ってきました。

ゴルフは混んで待ち時間ができるとついアイコスに手を伸ばしてしまいがちだったのですが、本日は幸運なことにお客さんが少なめ。スムーズな進行でそれほど意識せずに済みました。

むしろ、家に帰ってからの方がちとツラかったかも知れません。

会社だと喫煙所に近づかないという行動ができますが、家では自室でいつも吸っていましたからね。

部屋にいるとついついアイコスのことを考えてしまいます。禁煙ブログなんかをずっと見ながらモチベーションの維持に努めました。

5日目

眠りの浅さと目覚めの早さ、下半身の元気さは昨日同様。

そして、朝から食欲が半端ありません。走る距離を伸ばさなきゃ体重がヤバそうです。

というわけで22kmほど走ってきました。

走りについては、アイコス吸っていた頃とまだ変化を感じません。

心なしか肌の調子が良くなってきた気が。ツルツル感が増している気がします。

6日目

禁煙開始前と比べて、明らかにお酒が弱くなっている気がします。

アイコスを吸いながらだと結構飲めるのに、今やビール2本飲んだだけでもう眠くてたまりません。

健康のためにはいいことです。早寝します。

7日目

相変わらず眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。

いつもの朝ランですが、エンジンの掛かりが心持ち早くなったような気がします。走り始めはもっと体が重たかったのですが。

呼吸器系が改善してきたとすれば嬉しいことです。

8日目

朝ランでビルドアップ走を10km。

うん、やっぱり身体が軽い気がします。以前と同じスピードを出しても息が上がりにくい気もします。

半分ぐらい願望が入っている気もしますが・・・少しずつ変わってきているのかも?

9日目

喫煙のことを考える時間が以前より短くなってきたかも知れません。

席を立つことも少なくなったので、仕事の処理速度も確実にアップしています。

顔の表面がポカポカ。こんなところの血流も良くなっているのでしょうか。

10日目

「もしかしてタバコやめた?」

10日目にして初めて聞かれました笑

確かに喫煙者との会話はグッと減ったかも知れませんが、そこは仕方がありません。

別に喫煙室の外でもコミュニケーションは取れますからね。

まとめ

4月という区切りの時期でもあり、禁煙に踏み切るには良い機会だったと思っています。

まだ始めたばかりで全く油断はできませんが、何とか継続して、今後も定期的に体の変化や走りの変化をお伝えできればと。

ガーミンのVO2Max数値とか、もしかしたら変化するかも知れませんしね、そう考えるとモチベーションも上がるし、楽しみってもんです。 

<2020年6月追記>無事禁煙2ヶ月達成しました。変化や効果についてレポートです。

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