北海道マラソンの代わりにおススメする大会3選
毎年8月に開催されている「北海道マラソン」、北海道マラソン組織委員会より、2020年の大会は休止との正式発表がありました。
スタート・ゴール地点となる大通公園にオリンピック関係の施設が設置され原状回復に時間がかかるほか、パラリンピックと開催期間が重なり、人員の確保が難しいことが主な理由とのことです。
(北海道マラソンは例年8月最終日曜日に開催、今年は8月30日予定でした。オリンピックマラソンは8月8~9日、パラリンピックマラソンは9月6日開催)
期間がもろ被りだったので、かねてから五輪との両立は難しいとの指摘が出ていましたが、やはり休止なのですね。
管理人にとってはここ数年出続けているメインレース的な位置付けの大会だったので少し残念ではありますが・・・まぁこればっかりは仕方がありません。
その代わりに目の前で超一流アスリートの走る姿を見ることもできるわけですし、それはそれで楽しみが増えた、ってもんです。
その一方、頭を悩ませているのが
北海道マラソンの代わりにどの大会に出るか
ということ。
ただでさえ残暑の厳しい時期で、涼しい北海道と言えども開催される大会の数は他の季節よりぐっと少ないのです。
しかし、何の大会にも出ず、練習だけしてろ、というのも寂しい話。
というわけで今回は
この時期に開催されている、北海道マラソンの代わりにおススメできる道内大会
をいくつか取り上げてみたいと思います。
北海道マラソンからの乗換としておススメの大会
道マラと同時期ということで、8月中旬から9月中旬にて開催されるもの限定としました。
日本最北端わっかない平和マラソン
まず1つ目。
どうしてもフルマラソンを走りたい!というストイックなあなた!こちらがおススメです。
その名の通り、日本最北端の市である稚内市で開催される大会で、フルマラソン以外にも、2km・5km・8kmの種目があります。
フルの定員は1,000人と規模は比較的小さめ。
特徴は何といっても、大会名そのまんま笑 日本最北端のマラソン大会であるということ。
観光名所である宗谷岬をスタートし、北海道遺産である稚内北防波堤ドームをゴールとするワンウェイコース。スタート地点からはサハリンの島影をはっきりと望むことができます。
また、途中からは利尻島のシンボルである利尻富士の姿も見えますよ。
最北端だけあり、夏場とはいえ気温もそれほど高くなりません。2019年度大会(9月1日)の稚内市最高気温は23.1℃、最低気温は18.6℃でした。まずまず快適に走れそうですよね。
半面、厳しいのは「風」。海岸沿いということもあり、強風が吹くことも珍しくありません。稚内市においては、年間90日以上は風速10mを超えてしまうそうです。追い風ならラッキーですが。
札幌-稚内間は325kmと、前泊必須で気軽に行ける距離ではないことと、毎年北海道マラソンの翌週開催だったので今までは選択肢から外れていましたが、今年はチャンスなのかも?
羽田空港から稚内空港への直行便も出ているので、道外の方にとっても選択肢に成り得ると思います。
第3回である2020年大会は9月6日(日)の開催が決定しています。
<2020年6月追記>コロナの終息が予測できない、という理由で中止が決定してしまいました。管理人も密かにエントリーしていたのですが、残念・・・
十勝岳トレイルinかみふらの・びえい
走るのはもちろん、北海道の大自然を満喫したい!ついでに観光も楽しみたい!と欲張りなあなたにおススメなのがこの大会。
北海道の観光名所である上富良野・美瑛を擁する十勝岳山麓を舞台とする風光明媚なコースです。
ロードではなく、カテゴリとしてはトレイルランニングの大会となります。
トレイルと聞くと少し躊躇してしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、過度な心配は無用。
管理人も2015年の第1回大会(その時は25kmでしたが)に出たことがあるのですが、ゴリゴリの山の中を進む場面はごくわずかで、急な登坂もそれほど多くありません。林道や農道をメインとしたコース設定となっています。
なので重装備も必要ないし、普段はロードメインで走っている方も気軽に出られる大会だと思います。むしろトレイル入門大会としては最適かもしれませんよ。
種目は2種類で、
チャレンジ:約20km 制限時間5時間
エキスパート:約55km・制限時間10時間
となっています。
第6回大会となる2020年は、8月23日(日)開催予定です。
<2020年6月追記>
コロナ感染リスクをゼロにする大会運営は難しい、との判断により、中止となりました。
原始林クロスカントリー大会
そんなに遠くまで行く時間がない!近いからいいんだよ!ついでにお金もない!
という安・近・短を重視するあなたにおススメなのがこのレース。
札幌の隣町、江別市の野幌総合運動公園を発着地点として、運動公園に隣接する野幌森林公園(野幌原始林)内をメインコースとする大会です。
小規模なローカル大会ながら、過去27回開催しており、中々の伝統を誇ります。
クロスカントリーというと仰々しく聞こえますが、過度の心配はご無用。
公園内は確かにアップダウンもありますが、踏み固められた林道や草地がメインで、アスファルト上を殆ど走らないからとりあえず「クロスカントリー」の名を付けといた、くらいの感じです笑
普通のランニングシューズで問題なく走れますし、トレランのような装備も一切不要。通常のロード大会と全く同じ感覚で参加できます。距離も短いし。
種目は8.2km・4.5km・3km(小学生とファミリーのみ)の3種類。なぜこんな中途半端な距離設定なのかは知りません笑
せめて15kmとか、もう少し長い距離設定があると嬉しいのですが。
参加費は2,300円と非常にリーズナブル。参加賞やお楽しみ抽選会もあるのでお得感が感じられます。
2020年の開催日程はまだ発表されていませんが、例年の感じだと9月第一週目の日曜日である9月6日開催が濃厚です。
<2020年6月追記>コロナの影響により中止が決定してしまいました。
原始林クロスカントリー大会(江別市スポーツ振興財団のHPです)
道内大会検索には「アスリートライフ」が便利
これらのマラソン大会を検索するときは
等が定番ですが、地方のローカル大会などは掲載されていないケースも結構あったりします。
そんなわけで、管理人が北海道の大会を探すときに頻繁に使わせていただいているのがこのサイト。
北海道内で開催されるマラソン・ランニングイベントはもちろん、トレイルランレースやサイクリングレース、トライアスロンレースやクロスカントリースキー大会の情報まで幅広く掲載されており、とても便利。お世話になっています。
更新もこまめに行われているので、是非一度覗いてみて下さい。北海道在住ランナーはブックマーク必須です。
まとめ
北海道マラソン休止は残念ではありますが、たまには別の大会に出てみるのも新しい発見があるかもしれません。
今後新しい大会が開催される可能性もありますし、こまめにチェックして出場大会計画を立てようと思います。
ちなみに2021年に再開される北海道マラソンはオリンピックコースを使用する、などという話も出ているようです。
オリンピックを機に、より注目される大会になると嬉しいですね。
しかし管理人はやはり、悪名高い新川通を走りたいです。ドMってわけじゃあないんですが笑
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