【大会参加レポート】第25回ピンネシリ登山マラソン その①

2020年10月1日

7月7日、七夕。だからといってロマンチックな話などあるわけもなく、ピンネシリ登山マラソンに参加して参りました。大会の雰囲気やレースレポートをお届けします!

ピンネシリ登山マラソンについて

大会の概要

ピンネシリ登山マラソンは北海道空知地方の中部にある町、新十津川町で行われる大会です。定員は350名と小規模ながらも今年で第25回目の開催と、なかなかに歴史のある大会。

「ピンネシリ」とは山の名前。アイヌ語で「男の山」という意味を持つ、新十津川町と当別町の境にある山です。

そんな男山に立ち向かうのがこのレース。

スタート会場からはるか遠くに見える、山頂に雲がかかった右側がピンネシリ山。ちなみに左側の少し低い山は「女山」のマツネシリ山です。

部門は山頂コース(42km)・30kmコース・15kmコースの3つがあります。管理人はもちろん(なぜもちろんなのか分かりませんが笑)、山頂コースへエントリーしました。

コースの特徴

管理人にとっては今回初めての出場となるこのレース。攻略法を探るべく、過去参加者のブログなどから情報収集してみました。

うーむ・・・なかなかえげつないコース設定っぽいですね・・・

スタート地点である新十津川町ふるさと公園を出発し、数キロ舗道を走った後砂利道の林道に突入。ここはずっと上り坂。13km辺りからまた舗装道路になるものの、斜度はアップ。山頂で折り返し、その後は登ってきた道をひたすら下るというコースです。

前半は心肺をやられ、後半は弱った太腿前面をさらに痛めつけられそうな鬼コース。いったい誰が考えたんでしょう。トレイルラン愛好家の方でしょうか?

そもそも登山とマラソンを一括りにしちゃあイカンでしょう。・・・嘘です。ワクワクしちゃいます。

レース前

持ち物

前日の天気予報によると雨の心配はなさそう。気温は最高26℃となかなか暑くなりそうです。

今回使用するシューズはアシックスのライトレーサーRS4。3シーズン目のシューズで若干ヘタり気味ですが、まぁまだいけるでしょう。最近のレースはフルマラソンの距離までならターサージール6で臨んでいましたが、ふくらはぎに早々に疲れを感じることが多く、高低差の大きい今回はパス。

ライトレーサーは軽さと反発力のバランスが良い割にリーズナブルな価格設定。管理人お気に入りの一つです。ぜひ皆さんにおススメしたい。練習用に買っても良いと思います。

また、今回はスマホを携帯して走るため、腰回りにポケットがついたトレラン用パンツを着用します。ウエストポーチは揺れが気になってキライなんですよ。練習の時はたまに使いますが、レースではどうもね・・・

管理人と同じく、揺れが嫌いだけどある程度のモノを持ちたい方は、こいつがおススメ。

その他はランシャツ(ノースリーブ)、サングラス(oakley Radar Path)、GPSウォッチ(GARMIN Fenix5s)、補給用ジェル(1個)で臨みます。

作戦

かなり過酷なレースとなりそうではありますが、登りはそんなに苦手じゃありません。

心配なのは登りよりもむしろ下り。過去出場の大会では、太腿がパンパンに張ってしまった結果、急な下りをうまく降りられず惨敗となったレースが多々あります。

後半の下りまでいかに足を残しておくかを考え、前半は5分フラットくらいで。3時間40分くらいでいければ上出来でしょう。

でもあまりタイムにはこだわらず、足をいじめ抜く練習だと思って臨みます。

景色も良さそうなので、写真も撮りながらいきますよ。

会場・周辺の様子

当初、2020年5月で廃線が予定されているJR札沼線で行ってみようと思い時刻表を調べてみたのですが、現在運行しているのは新十津川駅に9時28分に到着する1日1本のみ。しかもこの列車が午前中に折り返してしまいます。つまり、上り・下りとも「始発兼最終列車」。日帰り往復には利用できないわけです。廃止も止むを得ないんでしょうね~。

残念ですが、自家用車で向かうことにします。車の場合、札幌市内からは1時間半ほどで到着。思ったよりもスムーズに到着しました。

会場は新十津川町スポーツセンター真横の広場に設置されています。
青空が広がり、絶好のレース日和。
山岳コースのため、自衛隊の方々もサポートしてくれるようです。

受付でゼッケンと参加賞を受け取ります。今年の参加賞は「米」。

新十津川町の米作付面積は、北海道内で第5位の3,570ha。実は道内有数の米どころなのです。町の観光PRキャラクターも米がモチーフ。その名も「とつかわ こめぞー」。

これがとつかわこめぞー。
もう少し振り切ったキャラでも良かったかも笑

ただ、参加賞としては、メロンが欲しかった・・・個人的には。

それ以外に、参加者には隣接する施設で使用できる食事券(700円分)と温泉入浴券(500円分)が配布されます。これは嬉しい。

ちなみにこの大会、受付の際に自分で用意したドリンク等を指定のエイドまで運んでくれるサービスを行っています。発泡スチロールの箱に入れて、冷えた状態でエイドで受け取ることができるとのこと。小規模大会ならではの小回りの利いたサービスですね。

8時15分からは、のどかな雰囲気の中、開会式が行われました。間もなくスタートです。

と、ここまでヒィヒィいいながら書きましたが、脚がパンパンで本日はもうギブアップ。レースの様子は明日書きます・・・是非続きも見て下さいませ。