【大会参加レポート】さいたまマラソン

2024年2月12日、さいたま市で開催されたさいたまマラソンに参加してまいりました。

大会の様子、レースレポートをお届けします。

さいたまマラソンについて

大会の概要

さいたま市で開催されるマラソン大会は、実に4年ぶりとのこと。

新型コロナウイルスの影響と、国際大会の代表選考レースの対象から外れたことで2019年のさいたま国際マラソンを最後に開催は終了していました。

それが今回めでたく復活。

今年2024年からは、トップランナーの代表選考レースではなく、一般ランナーに向けた大会として設計されたとのことです。

言われてみれば、さいたま市のみならず、埼玉県内でのフルマラソンって意外と少ないんですよね。

同じ関東圏内でも茨城だとつくば、水戸黄門、勝田があるし、神奈川は横浜や湘南、千葉だと館山や佐倉、アクアラインといった市民ランナーにとってのメジャー大会ががズラリですからね。一歩遅れをとっていた埼玉県にとっては悲願の復活でしょう。

フルマラソンの他、8km、3km、1.2kmの部もあり、フルの定員は14,000人と中々の規模。

エントリー期間を延長していたので、あまり人が集められていないのかな?とも思いましたが、大会終了後のHPを見るとフルの出走者数は13,189人とのことでした。

DNSも考えると、ほぼほぼ定員近く集まったのでしょう。よかったよかった。

コースの特徴

大会HPより拝借。

さいたまスーパーアリーナをスタート/ゴールとし、埼玉スタジアムや新見沼大橋などを巡るルート。

見どころは・・・微妙笑

まぁ、そこはさいたまということで爆

観光をうりにした大会ではないし、そもそも管理人はレース中ほとんど景色を楽しむう余裕がないので特に気にしません笑

大きな高低差はありませんが、細かなアップダウンが多い印象です。

実際、前身であったさいたま国際マラソンでも、タイムが出にくいとして有力選手が多く敬遠した経緯もあったようですね。

まぁ、高低差も奈良に比べたら楽勝。

レース前

作戦

走り込み時期である1月は北陸への出張が多く入ったりして思ったほど距離は伸ばせませんでした。

まぁこればっかりは仕方ない。正月以降、マラソンどころではない方も多くいるわけですから、走れるだけ感謝しないといけません。

なのでそれほど高みは望めませんが・・・せめてアップダウンの多かった奈良よりは良いタイムを、ということで、目標を3時間15分に設定します。4:30〜4:35/kmくらいで粘って35kmくらいまでに少し貯金を作れれば良いかなと。

装備

当日の天候は晴れ予報。2月とはいえそこまでは寒くならない様子。

なので防寒対策はアームカバーと手袋、後は使い捨てのビニール袋と鼻水用ポケットティッシュと最小限。

後はいつもの感じで。

ジェルは3つ。

アミノザウルス白→コーダ→メダリストの順で10kmごとに摂取予定。

話題のモルテンを試してみようかと思いましたが、アートスポーツでは白も黒も売り切れてました。人気なんですね。高いのに。

レースレポート

会場へのアクセス

改札口前はマラソン一色。盛り上がっております。

さて、このさいたまマラソンの何が良いかって、とにかくアクセスが抜群。

京浜東北線や上野東京ラインが乗り入れるさいたま新都心駅から徒歩3分、埼京線が乗り入れる北与野駅から徒歩7分と至近。

関東在住者のみならず、地方から参戦するランナーもどこに宿をとってもOKでしょう。

管理人はさいたま新都心駅からさいたまスーパーアリーナへ向かいました。ホントにあっという間に到着。

東京マラソンなんかも駅からは近いはずですが、実は結構歩かされますからね。
これは便利です。疲れたレース後の帰宅も楽そう。

スタート前

さいたまスーパーアリーナには男女別に更衣室の設定もありますが、ほぼ下に着込んできたので空きスペースを見つけてそこで準備完了。

フィニッシュ地点となるアリーナにて。すごい人。

参加賞のTシャツを着て出走している人が多いですね、カラフルで、マラソンの参加賞というよりはサッカーのユニフォームのようなデザイン。中々良いのではないでしょうか。

荷物を預けていざスタートブロックへ。

出走ブロック別にアリーナ観客席に荷物を預けます。

室内では寒さを感じないものの、さすがに屋外に出ると日陰は寒い…使い捨ての100均長袖レインウェアを持ってこれば良かったと少し後悔。

青空なんですけどね、震えてスタートを待ちます。

何とか我慢し、いよいよスタートです。

スタート〜10km

いつも通り、レース中は写真を撮る余裕なしです・・・あしからず。

ちなみに以下の表示タイムは手元のガーミン記録ですが、さいたまマラソンの大会記録速報は「スポロク」でした。

ランナーズアップデートも応援ナビもなかったのでちょっと戸惑いました。

1km2km3km4km5km
5:564:364:394:364:36
6km7km8km9km10km
4:304:334:314:324:32

管理人はBブロックの後方からスタート。

スタートラインをくぐるまでは30秒程度かかったでしょうか。

5kmくらいまでは渋滞気味。

スーパーアリーナの大外を回るように走り、旧中山道を南下、その後東へ。

橋があったりで、細かなアップダウンが多い区間なので、体力温存で抑え目にいくのが良いかと思います。

11km〜20km

11km12km13km14km15km
4:294:354:284:374:31
16km17km18km19km20km
4:334:374:294:254:29

新見沼大橋有料道路の上は少し風が気になる時もあるかも。

気になる時は他ランナーの後ろに付いて、体力消耗を防ぐコバンザメ作戦が良いかと思います。

12kmで1個目のジェル、アミノザウルス投入。

21km〜30km

21km22km23km24km25km
4:334:304:324:314:32
26km27km28km29km30km
4:344:254:364:274:29

うーん、見どころはあまりない区間笑

ただ、折り返し地点である23km地点からは後続のランナーとすれ違える区間が長く続きます。

知り合いと一緒に参加しているランナーは嬉しい地点でしょう。

24kmあたりで2個目のジェル、コーダを投入。

31km〜40km

31km32km33km34km35km
4:204:274:264:284:28
36km37km38km39km40km
4:334:404:484:484:45

苦しいはずの30km過ぎですが、35km辺りまではアップダウンがほぼないので意外と粘れちゃう区間です。管理人はこの5kmが最速ラップでしたね。

36km地点で3つ目のジェル、メダリスト(コーヒー味・カフェイン入り)を投入。

メダリストが甘くなくて一番好き。

しかし、さすがにこの辺りから苦しくなり、徐々にペースダウン。

4分40秒台まで落ちますが何とか粘ります。

41km〜ゴール

41km42km.195km
5:025:014:54

沿道の応援が増えてきました、ついにキロ5分まで落ちてしまいましたが力を振り絞ります。

アリーナ内に入り、真っ赤なロードを通りゴール!

ゴール前にはステージが設置され、色々な催しが。

結果は・・・3時間16分30秒。残念ながら目標には届かずでしたが、それでもシーズンベストが出たのでよしとしましょう。

レース後

ゴールも荷物置き場も室内でつながっているので、寒い思いをしなくて良いのが嬉しい。

寒くないのは良いのですが、ゴール後アリーナ観客席の階段を登らなければいけないのがちと辛いです。

ただ、預けていた荷物を受け取るまで結構待つ場合もあるでしょう。

荷物はブロック毎に置かれていますが、ゴール時間も似通うことが多いので渋滞が発生しやすいのです。

着替え終わったらもう一つの楽しみが。

アリーナ内で「さいたまマラソンフェスティバル」が開催されており、多くの飲食店が出店しているのです。

走り終わったら、速攻で飲めるわけです笑

そして、ここも室内なので暖かく楽しめます。

管理人も一緒に参加したチームメートと早速ビールで乾杯しました。

飲むのに夢中で写真は撮り忘れました笑。

2杯ほど気持ちよくビールを喉に流し込み、帰路に着きます。

帰りも駅まであっという間。疲れた体にはありがたい。

これでスーパー銭湯などが近くにあれば完璧なんですがね。

まとめ

都市型マラソンとしては少し地味なイメージのさいたまマラソンですが、抜群のアクセスは大きな魅力です。

また、コースもハードと言うほどではないので、コンディション次第では十分タイムも狙える大会だと思います。

首都圏住みのランナーにはオススメです。

ボランティア、スタッフの皆様、沿道で応援していただいた皆様、ありがとうございました!