【大会参加レポート】第32回春一番伊達ハーフマラソン 今期初戦の結果やいかに?

2020年9月20日

道民ランナーは、この大会をシーズン初戦と位置付けている方も数多くいるでしょう。平成31年4月14日(日)、「第32回 春一番 伊達ハーフマラソン」に管理人も参加して参りました。大会の様子・レースレポートをお届けします!

伊達ハーフマラソンについて

大会の概要

「春一番伊達ハーフマラソン」は、北海道の中でも比較的温暖で、春の訪れが早い伊達市の気候を活かして開催される大会です。道民ランナーにとっては、北海道の春を告げる大会、といってもいいでしょう。

近年においては、道内は勿論のこと全国各地から参加者が集まる大会に成長しています。配布された参加者名簿によると、今年の参加者は、ハーフの部:2,353名 10kmの部:836名 5kmの部:225名 3kmの部:375名 合計3,789名がエントリーしています。北海道の地方都市開催大会としては、中々の規模といえるでしょう。

尚、2019年は「伊達150年」の年とのこと。仙台藩一門亘理伊達家領主の伊達邦成が明治政府から有珠一郡の支配を命じられてから、150年目の大きな節目の年を迎えるそうです。

だからといって、今年が特別に記念大会となっている、などという訳ではないのですが笑

高低差のあるコース

だて歴史の杜総合公園を出発して、伊達市内を抜けた後サイクリングロードに入ります。5km~10km地点はじわじわとした登り。そこから一瞬下りが入るも、次がコース最大の難所。約11km地点にある「伊達トンネル」。ここがかなりの急勾配でランナーの体力をそぎ落とします。この登りは15km地点まで続きます。残りはゴールまでずっと下り。気持ちよく駆け抜けられます。

コース全体の高低差は約85m。伊達トンネルまでいかに体力を温存し、また、トンネル内のペースダウンをいかに抑えられるかがコース攻略の肝になります。

レース前

持ち物

温暖、といわれる伊達市ですが、そうはいってもそこは北海道。天候によっては非常に寒くなります。

管理人は去年もこの大会に出場したのですが、クソ寒かった…レース中に鼻水が止まらず、困ったことを覚えています。なので今年は事前準備として、手袋・アームウォーマー・Buffに加えて、去年忘れたポケットティッシュを用意し、バックに詰めました。

…結果的には今年は非常に温かく、ティッシュをポケットに忍ばせた以外はお役御免となったのですが。

それ以外の装備は、ほぼいつもと変わらずです。

シューズ(ターサージール6)、ランシャツ(ノースリーブ)、ランパン、サングラス(oakley Radar Path)、GPSウォッチ(GARMIN ForeAthlete620J)で臨みます。

作戦

管理人は毎年この大会に参加しており、今回が7回目となります。 なのでコースについては一応熟知しているつもりです。

去年は自分なりには結構上手く走れた気がしますが(グロスタイム:1時間27分18秒)今年は更なる高みを目指したい!

その為にはスピード!ってことで、今年は最初からキロ4分フラットで突っ込むという計画を立てました。本来スロースターターなので若干不安ですが、まぁやってみましょう。失敗したところで、別に失うものなどないですからね。

駐車場が空いてない!

スタート時間がAM10:50と比較的遅めの為、管理人が住む札幌からでもそれほど早起きせずに済むのがこの大会の良いところです。去年同様、7:00頃自宅を出て、中山峠経由で洞爺湖脇を抜け、伊達市に入りました。

会場近くに着いたのはAM9:40頃。スタート時間までは1時間強。これも去年とほぼ同じ。会場から近く、アクセスの良い駐車場はさすがに埋まっているでしょうから、何ヶ所か指定されている駐車場の内、中程の距離に位置する駐車場に向かいます。

ところが…満車。次に向かった駐車場も、その次も満車。次々やってくる参加者の運転手に説明する警備員さんもかなりテンパってるように見えます。これヤバいんでないの…?このままじゃ間に合わないと判断し、事前に配られた駐車場案内図を見て、その中で会場から一番遠い駐車場に車を向けました。

向かった先の駐車場は、何とか空きあり。ほっと一息でしたが、後に続いて続々と車がやってきます。ここも満車は時間の問題。もしかしたら指定駐車場に止められなかった参加者もいるんじゃないでしょうか。来年はもっと場所を確保する必要がありそうですね。また、来年以降車で来られる方は、9:00過ぎくらいには到着できるようスケジュールを立てることをおススメします。

スタートまで40分ほどとなっていたので、小走りで会場に向かいます。ゼッケンは事前送付で受付の必要はないのですが、参加賞を貰ってレースのスタンバイをしなければなりません。

今年は快晴。レースコンディションは良さそうです。

たくさんの人で賑わうスタート/ゴール地点を抜け、参加賞配布場所であるだて歴史の杜カルチャーセンターに向かいます。ここで参加者名簿、スポーツドリンク、参加賞を受け取ります。

ちなみに今年の参加賞はタオル。一見マラソン大会っぽくないですね笑 まぁこんなのもアリでしょう。

急いで上着を脱ぎ、シューズを履き、トイレを済ませスタート地点に到着したころにはスタート時間まであと10分となっていました。何とかセーフ。さぁ、頑張りますか。

レースレポート

スタート~5km

1km2km3km4km5km
4:243:513:594:014:09

10時50分、快晴の中レーススタート。スタートブロックは正直申告ということで、持ちタイム1:20~1:40のブロックからスタートしました。

さて、今回の作戦は、「序盤からキロ4分で突っ込む」です。作戦というより、何も考えていない気がしますが笑 やっちゃいます。

スタート直後の混雑によるタイムロスは想定内。これを取り戻すため、序盤は3分台で入ります。

…思ったよりキツいかも。

5kmを過ぎ、サイクリングロードに入ったころ、早くも作戦失敗の予感が頭をよぎりました。

6km~10km

6km7km8km9km10km
4:104:174:184:234:12

長いサイクリングロードに入ると、序盤身分不相応に飛ばしたツケが一気にやってきてしまいました。それほど急な勾配ではないのにも関わらず、息が上がりスピードが出ません。最近、普段の練習はジョグばっかりで、スピード練習はほぼゼロだったからなぁ…

しかしまだ全行程の半分です。これ以上は落とさずに何とかせねば…

11km~15km

11km12km13km14km15km
4:235:244:394:244:33

はい、撃沈笑

トンネルが難所なのは分かっていたんですよ、何回も出てるんですから。

でも実は比較的登りが得意、というのもあって、過去はそんなに苦戦したことはなかったんです。去年のタイムを確認すると、この地点は4:35/kmで通過していました。今年はキロ50秒も遅い…年齢のせいか?

トンネル通過後もペースが上がらず、どんどん周りに追い抜かされるという悔しい展開となってしまいました。 そうはいっても仕方ありません、現実を受け止め、走り続けるしかないのです。

16km~ゴール

16km17km18km19km20km21km
4:194:254:064:094:064:12

何とか登り切ったあとは、ゴールまで下るだけ。

左腕の時計を睨み考えます。疲れて正確な計算ができないものの、最低限の目標である1時間半切りまではキロ4分チョイでいけるか…?残りはずっと下り、もしかして行けるかも、と気持ちを入れ替え、ラストの6キロに臨みました。

特に17km以降は下り勾配が大きくなるため、思い切って前に膝を伸ばすだけでスピードを上げられます。疲れた体に鞭打って、何とか足を進めます。

残り3kmほどになると、市内に入るので沿道の応援も多くなります。応援を力に変え、ラストスパート。

作戦は大失敗ですが、何とか1時間半切りの最低ラインだけは守り切りました。ギリギリでした。

レース後

レース後は記録証を発行してもらった後、毎年恒例・伊達ハーフマラソン名物のきのこ汁をいただきました。水分・塩分補給&お腹も空いていたので嬉しい。ボランティアの方?が手際よく給仕してくれます。

だいぶ食べてからふと思い出し写真を撮ったのでキノコが見えません笑
たくさん入ってましたよ。
売店もたくさん出ており、多くの人で賑わっていました。
天気が良くて何よりでした。

会場を離れた後は、汗を流すため伊達市大滝区にある「北湯沢温泉 御宿かわせみ」に立ち寄りました。

ここ、何と露天風呂が「混浴」なんです。温泉レポートはこちら↓

混浴露天風呂に女性客なんて来るのか?…と思ってたら何と! 北湯沢温泉 御宿かわせみ

まとめ

天候的には絶好のコンディションであったにも関わらず、成績としては今一つでした…しかしながら原因は作戦失敗とスピード練習不足と非常に明確になっているので笑 素直に受け止めて今後の糧にしていこうと思います。

伊達ハーフマラソンは、コース設定こそなかなかタフであるものの、伊達に回を重ねているわけではなく運営が非常にスムーズな良い大会です。

・・・ここ、クスリとするとこですからね笑

参加料も比較的リーズナブル(2019年はハーフで4,000円)なので、まだ未経験の方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか?