マラソンと体重
2024年2月開催の大阪マラソンで、日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した国学院大の平林選手。いやー、すごいです。
初マラソン日本最高記録と日本学生記録をダブルで更新ってのはもちろん快挙なのですが、それ以上に管理人が衝撃を受けたのは平林選手の体重。
168cmの身長に対して体重はなんと44kg。
マラソン選手とは言え、アスリート大学生男子が44kgですよ。最初見た時は誤植かと思いましたよ。
管理人もたまたま同じ168cmなんですが、今の体重は59〜60Kgくらい。その差約15kg。
学生トップランナーと50代へっぽこ市民ランナーの違いはあれど、一応同じランナーなのですが…
というわけで、今回はマラソンと体重について。
適正体重とは
日本医師会のホームページに「適正体重」についてのページがあります。
ここでいう適正体重とはもちろんランナーのためのものではなく一般の人向け。
オーバーウェイトは生活習慣病を引き起こす原因になりますからね。
適正体重は、身長から割り出すことができます。
身長(m) × 身長(m)× 22 = 適正体重
例)1m70cmの方なら… 1.7 ×1.7×22 = 63.58kg が適正体重となります
また、オーバーウェイトの度合をしめす「BMI」という指標があります。
体重(kg) ÷ (身長(m)×身長(m)) = BMI値
例)1m70cmで体重が75kgの方なら… 75÷(1.7×1.7)=25.95 → BMI値となります
一般的にはBMI値が25を超えると危険信号らしいです。一方、やせすぎ(BMI値が18.5以下)も健康にはよくないとのこと。
平林選手のBMIを計算すると・・・15.59。
普通の物差しに当てはめると、やせすぎを思いっ切り振り切ってますね。
軽ければ軽いほど速くなる?
しかし、ランナーにとっては基本的に軽さは正義。
「1kg軽くなると、フルマラソンのタイムが3分縮まる」
というのは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
これ、あながち嘘や噂とは言えないようです。
心肺機能(酸素を取り込む能力)が同じであれば、体重が軽いほど体重1kgあたりの酸素供給量が増えます。そして、そのぶん全身に行き渡るエネルギーが持続し、ペースが落ちずにタイムも上がることになるというのです。
元々の体重記録によってタイムの更新幅は多少変わってきますが、平均すると3分くらいは縮むということで、理論上は根拠があるようです。
ただし、減量後もパワーや心肺機能などの能力が低下しないことが前提。
落としてよいのはあくまで脂肪だけです。骨や筋肉量が減ってしまうと良いパフォーマンスはできなくなりますからね。
ちなみに平林選手、ご飯は人の2倍食べるそうです。
車でいうと、スポーツカーの大排気量エンジンを積んでるのに軽自動車のボディーで燃料たっぷり、というところでしょうか。
そりゃ普通に考えて速いですわな。
ケガを減らす効果も
また、体重を軽くすることは、他にも大きなメリットがあります。
それは、ケガをしにくくなるということ。
体重が減ると、着地の際の衝撃が和らぎます。特に何万歩も走るランナーにとってはわずかな減量が足の負担減に直結するのです。
確かに管理人の周りを見ても、ウェイトがある方の方が、あちこち痛い痛いって言ってますね・・・
膝の痛みに悩むランナーは、少しでも落としておきたいですね。
まとめ
タイムを縮めていくには、体重管理は大事なポイントであることは疑いようのない事実です。
練習量を増やす&強度を上げて体重を落とすか、食べる量をセーブして落とすか、現在の自分自身の身体と相談しながら方針を決めていきましょう。
というわけでまずは体重計を買おうと思います笑
最近はスマホと連動させられる、便利なものも多くラインナップされていますよ。
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