ランニングの大敵!足にマメができる原因と対処法・予防法について

2020年10月25日

とある日の朝、いつものように朝ランに出かけた管理人。2kmほど走ったあたりで、右足指に嫌な痛みが。

ん・・・これは・・・

もしや・・・

あ、違いました。

マメはマメでも足のマメです。

嫌ですよね~。足のマメ。せっかく張り切って走りに出て、やる気とスタミナは充分にも関わらず、痛みで思うように走れない切なさったらもう。

集中できないので、結局この日はすぐさま自宅へUターンしてしまいました。4kmたらずでラン終了。帰って足を見ると、

お食事中の方、汚い足のドアップですいません。爪が伸びすぎているのもすいません。
巻き爪なんで切るのが億劫なんです(どうでもいい)

写真では分かりづらくて恐縮ですが・・・右足人差し指にポチっと小さなマメが。こいつが痛みの原因でした。

今回はすぐに走るのを止めて帰ってきたので酷くはならなかったものの、これがもし大事なレースの最中だったりするとそれはもう悲劇的。タイムに多大な影響を与えてしまうことはおろか、下手すれば完走すら危うくなりかねません。

できれば未然に防ぐことに越したことはない!ということで、今回はマメの出来る原因と対処法、予防法についてまとめてみました。

マメとは

そもそも「マメ」って何でしょうか?ウィキペディア先生によると、

豆(豆類)、マメ目、マメ科:マメ科の植物の種子あるいはその若い果実の総称。

Wikipedia

ボケがしつこいですね。でも大丈夫(何がだ)、続けてもう一つちゃんと載っています。

肉刺(外傷性水疱)- 靴擦れ、鉄棒運動、農作業などで、手や足などの皮膚の下に体液がたまってできる水疱。

Wikipedia

もう少し嚙み砕いて言うと・・・皮膚に摩擦などの刺激が加わることによってできる「水ぶくれ」のことをマメと言うんですね。

マメができる原因

つまり、ランニング中においてマメができる原因・・・それは

足が靴の中で擦れてしまう

ということなんです。

じゃあなぜ靴の中で擦れてしまうのか?これは人によって様々。幾つかの原因が考えられます。

①シューズのサイズが合っていない

②皮膚が湿って柔らかくなっている(シューズ内の通気性が良くない)

③シューズの履き方が雑

④紐の結び方が緩い

⑤ソックスが合っていない(たるみやシワが寄っている)

他にもあるのでしょうが、まぁこんなところが主な原因と言ってよいでしょう。

今回管理人が思い当たるのは、③・④・⑤。この日使用したシューズはずっと使用している履きなれたものだったし、2km程度のランニングじゃ、蒸れ蒸れになるほど汗をかくこともありません。

起き抜けの朝ランで寝ぼけ眼のまま、足をシューズに突っ込み紐をテキトーに結んで走り出してしまったことと、靴下も普段使いのものを雑に履いてしまったことが原因かな、と思っています。

マメができてしまった場合の対処法

マメがひどくなると、単なる水ぶくれに留まらず出血して更に強い痛みが生じたり、最悪傷口から雑菌が入り化膿したり、などということもあり得るので、悪化する前に早めの対処をすることが何より大事。

今回の管理人のように、とっとと走るのを止めてしまうのがベストですが、レース中や誰かと一緒に走っている時など、簡単に止めるわけにいかない状況でマメができてしまうことも考えられます。

そんな時でも、まずは速やかに応急処置を。ポイントは、患部の擦れをストップさせることです。

・絆創膏、テーピングで保護する

・靴紐をしっかりと結び直す

絆創膏はドラックストアや100均で入手できる安価なもので全く問題ないのですが、こんな商品もありますよ。

汗や水分を吸収して密着してくれるためズレにくく、普通の絆創膏より厚みがあるので、患部をガードするクッション的な効果もあります。

ちなみに、マメになった水ぶくれを潰すべきか、そのままにしておくべきか、という議論をしたことがある方も多いでしょう。ついつい安全ピンなどで突っつきたくなりますが・・・潰さず、そのままにしていた方が結局治りは早くなるそうです。

マメの防止法

そもそもマメができないようにするのが一番大事!

ポイントはやはり、

足と靴の擦れを防ぐ

ことに尽きます。

サイズの合ったシューズを履く

擦れを起こさないためには、何よりピッタリとフィットするシューズを履くのが大事。

シューズの選び方については、↓の記事をどーぞ。

正しくシューズを履き、紐を適切に結ぶ

意外と浸透していないのが「かかとを合わせる」ことです。シューズを履いたら、地面に踵をトントンと2~3回叩き、踵をキッチリとシューズにホールドさせてから紐を結ぶのが大事です。

子供が靴を履くときのように、つま先でトントン・・・なんてのはもってのほか。踵部の靴擦れの原因になるのでご注意を!

5本指ソックスを使用する

普段の練習時は普通の靴下を履いて走ることが多い管理人ですが、レース時には100%5本指ソックスを着用します。

履くのがちょっと手間、というデメリットはあるものの、指を1本ずつ覆う構造は足の指同士の摩擦や蒸れを軽減してくれるので、マメができるのを防いでくれます。

各メーカーから様々なタイプの5本指ソックスが販売されていますが、管理人がおススメなのは「YAMAtune(ヤマチューン)」。北海道東川町にあるアウトドア向けソックス専門店です。

以前、トレイルランニングの大会(確か、大雪山ウルトラトレイルだったと思うのですが・・・記憶が曖昧です)にて参加賞としてソックスを頂いたのがきっかけで、現在も愛用しています。

フィット性もさることながら、気に入っているのはその耐久性。とにかく丈夫でコスパは最高。

管理人愛用のYAMAtuneソックス。もう数年使用しているので指先の汚れは目立つものの、厚手の丈夫な生地で穴開きや破れは一切なし。このソックスを着用時に指にマメができたことは一回もありません。

北海道以外では直販店が少なめですが、サイトでも取り扱っています。

ちなみに5本指ソックスには、マメ防止以外にも足の指で地面を掴めるというメリットがあるので、管理人はランニング時のみならずゴルフの時も使用しています。

あ、だから指先が緑に変色しているのか笑

ワセリンを塗る

ワセリンは皮膚の保湿保護剤として用いられており、ソックスを履く前に足の指などに塗布しておくことで、摩擦が減りマメの防止に役立ちます。

ドラックストアでも安価で入手できます。

スポーツ摩擦から皮膚を保護するクリームの類は多くの商品が販売されていますが、どれもお高め・・・個人的にはワセリンで充分だと思っています。50g入り一つあれば、しばらく持ちます。

マメの防止のみならず、ランナーあるあるの「股ズレ」や、乾燥肌にも効果を発揮しますので、是非一つ持っておくことをおススメします。

まとめ

マメじゃなくてマトメですよ。(うるさいよ)

ランナーを悩ませる足のマメ。万が一できてしまった時は速やかに対処するのはもちろんのこと、できないように日頃から防止策を施しておくのが何より重要です。

特に「5本指ソックス」と「ワセリン」は費用対効果が高いのでおススメです。

うまく使用していただき、快適なランニングライフを!