【大会参加レポート】第45回つくばマラソン
2025年11月23日(日)、茨城県つくば市で開催された第45回つくばマラソンに参加してまいりました。
備忘録も兼ね、大会参加レポートを綴ります。
つくばマラソンについて
大会の概要
最近のマラソン大会は二極化が顕著ですね。
ずばり、「人気があるかないか」です。
あっという間に定員に達してしまう大会と、募集期間を延長しても人が集まらない大会が残酷なほどに別れます。
人が集まらなければ収支は赤字となり、運営の危機に。
中には大会の存続を危惧して、担当者が不正な会計処理を行なってしまった松本マラソンみたいな事案もありましたね。松本マラソンは残念ながら終了へと追い込まれてしまいました。
さて、今回参加するつくばマラソンはどうかというと・・・
募集開始から1時間ほどで定員が埋まる、大人気の大会です。
毎年クリック合戦は必須。0次関門をクリアして初めてスタートラインに立てる大会です。2025年もあっという間に締め切りました。
人気の理由は様々ありますが、
・コースがフラット
・暑くもなく寒くもなく走りやすい
・都心部からのアクセスが良い
・2025年は3連休の中日開催、地方からも参加しやすい
要するに、記録が狙えて参加しやすい
ということだと思います。
多くのランナーのニーズをしっかり満たしているところが要因なんでしょうね。
なお、エントリーは抽選ではなく先着順です。
例年募集開始は20時スタート。開始時間前にはPC・スマホの前でスタンバイしておきましょう。焦らず登録すれば、ほぼほぼエントリーは出来るはず。管理人は過去、飲んでて開始時間をすっかり忘れ、エントリーし損ねたことがありますので・・・
コースの特徴
2024年までのコースはフラットで好タイムが狙える一方で、
・最寄駅からスタート地点までのアクセスが悪い
・沿道の応援が少ない
等の不満の声があった模様。
それを受けてか、2025年からはこんなコースになりました。コース全体が今までより東側にシフトしています。

一番大きな変更は、スタート&ゴール地点の変更。今までの筑波大学キャンパスからつくば市役所に変わりました。
つくば市役所は研究学園駅から歩いてすぐ。アクセスが非常に便利になりましたね。
また、7〜15kmあたりまでが折り返しとなることで、ランナー同士がすれ違えるようになりました。
中央分離帯の植え込みで遮断される箇所があるためずっと見えるわけではありませんが、仲間と一緒に参加している方には嬉しい変更です。
すれ違い区間はかなり長く、ウェーブスタートであることを考えても多くのランナーとすれ違うことができます。
つくば駅前がコースになることでより多くの観客から声援を受けられるように。
これは選手も応援者も嬉しい。
小さな高低差はあるものの、基本的にフラットなコースは従来通りです。

反面、折り返しとカーブの箇所が増えてしまいましたが、メリットがそれを上回る良いアップデートかと思います。
レース前
目標
さて、個人的な目標ですが・・・
北海道、別海と不甲斐ない成績が続き、ここらで結果を残したい気持ちがあるものの、ガーミンのレース予測は3時間8分ほど。自身の感覚的にもサブスリーには届かない気がしています。体も重い。
しかしながら、東京マラソン2次抽選も外した今、これ以降は早くとも来春5月までフル参加の予定がありません。
なので、行けるところまでサブスリーペースで行ってみようと思います。撃沈上等。
まぁ失速はするでしょうが、道マラ・別海ほど気温は高くないし、少しは練習を積んできたのでそこまで酷い結果にはならないかと。
作戦
前回の別海では、補給は18km地点でのジェル1つだけと、かなりおろそかになってしまったのが反省でした。
なので、今回は実験の意味も込めて「ジェルしっかり取ろう」作戦を発動します。
レース前の補給に加え、スタート後は8km毎にしっかり取っていこうという計画。
メインはWARABEAT。Web記事で知った製品ですが、その名の通りわらび餅みたいで本当に美味しい。パラチノースも配合されており機能的にも優れもの。
水なしでもスルッと飲み込めます。
ジェルの濃い甘ったるさが苦手、という方にはぜひ試してほしいですね。
補給計画はこんな感じで。
・スタート前:WARABEATゆずわらび風
・8km:WARABEAT黒糖わらび風
・16km:俺は摂取すグレープ
・24km:WARABEATゆずわらび風
・32km:メダリストコーヒー(カフェイン配合)
装備
ウォッチ、シューズはいつも通り。
ジェルを4つ携帯するということで、ショートタイツは避け、マルチポケットランパンに。2XUじゃ入らん。
寒さ対策としては、ファイントラックと手袋。手袋は途中で脱ぎましたが。
アームカバーも準備していたものの、そこまで寒くなかったので今回は使用しませんでした。
アクセス
昨年は東京住みだったので特に考える必要はありませんでしたが、今回は札幌からの参戦。前泊が必然となります。
宿泊場所はつくばエクスプレスが停まる駅&なるべく安い宿、という条件で吟味した結果、南千住に宿を取ることと相成りました。
ただ寝るだけと割り切れる方なら、南千住近辺には安いホテルがたくさんあるのでオススメです。
ちなみに管理人がお世話になったのはここ。大浴場もあるのに破格の価格でした。駅からは少し離れてますが、まずまず清潔だし、静かだし、コスト重視派にはオススメです。
レースレポート
スタート前
というわけで当日。南千住からつくばエクスプレスに乗車し、研究学園駅に向かいます。
なお、TXは始発の秋葉原から乗らないと座るのはほぼ不可能。あきらめましょう。

駅を出て少し歩けば、あっという間に会場であるつくば市役所に到着します。

スタート前の気温は13℃くらいでしょうか、暑くもなく寒くもなく絶好のコンディションです。
言い訳出来ないのが辛い。
準備をして、荷物を預けます。通常の預かり所の他、コインロッカーが設置されていました。荷物が小さい方や、直前まで出し入れが可能なので便利そうです。
スタートブロックに移動すると、昨年同様ブロック近くにもトイレがありました。寒い時には便利そうです。
というわけでスタート。
スタート〜10km
| 1km | 2km | 3km | 4km | 5km |
| 4:51 | 4:15 | 4:16 | 4:14 | 4:12 |
| 6km | 7km | 8km | 9km | 10km |
| 4:14 | 4:12 | 4:24 | 4:14 | 4:10 |
管理人はBブロックの真ん中あたりからスタートしました。
この辺りからだと、グロス-ネット差は35秒ほど。混雑するのは最初だけで、1kmも走ると自分の巡航速度に持っていけると思います。
ウェーブスタートということで、どのブロックでもそれほどストレスに感じることはないのでは?
まずは学園西大通りを北へ。筑波山が大きく綺麗に見えてテンションが上がります。
気になったのは序盤のエイドからスポドリの紙コップがなかったこと。Bブロックスタートでこの状態だと、後ろが心配です。
計画通り8km地点で1個目のジェル投入。
11km〜20km
| 11km | 12km | 13km | 14km | 15km |
| 4:08 | 4:15 | 4:17 | 4:12 | 4:08 |
| 16km | 17km | 18km | 19km | 20km |
| 4:09 | 4:22 | 4:13 | 4:15 | 4:14 |
11kmあたりで折り返し。ここから緩やかに登りとなりますが、序盤なのでさほど気にはなりません。
ここから15km過ぎまでは後続ランナーとすれ違うことができる嬉しい区間。仲間を見つけたい場合は、中央寄りを走りましょう。
ここはひたすら直線の区間です。省エネに徹するのが良いかと。
16kmあたりで2つ目のジェルを投入しました。
21km〜30km
| 21km | 22km | 23km | 24km | 25km |
| 4:24 | 4:17 | 4:19 | 4:18 | 4:23 |
| 26km | 27km | 28km | 29km | 30km |
| 4:18 | 4:27 | 4:28 | 4:24 | 4:28 |
ここから筑波大学構内へ。キャンパス内の紅葉がとても綺麗。
構内は多少アップダウンがあることに加え、路面の凸凹に注意が必要です。アナウンスで注意喚起してくれてはいますが油断なきよう。
つくば駅のべデストリアンデッキ周辺は応援者がたくさん。距離的にキツいところなので応援はとても力になります。
24kmあたりで3つ目のジェルを投入。・・・少々腹が張ってきた。管理人にとっては8km毎の投入は多すぎたかも?
31km〜40km
| 31km | 32km | 33km | 34km | 35km |
| 4:31 | 4:33 | 4:37 | 4:42 | 4:48 |
| 36km | 37km | 38km | 39km | 40km |
| 4:49 | 4:46 | 5:02 | 4:56 | 4:56 |
・・・この辺りは苦しくて、地面を見つめて走っている時間が長かったので、記憶が曖昧です笑
アップダウンはほぼなく、我慢の区間。
32kmで4つ目のジェル投入。ペースダウンはしているものの、前2回の大会のように歩きたいとは思いませんでした。
それだけでも補給の効果はあったのかな?
41km〜ゴール
| 41km | 42km | .195km |
| 4:53 | 4:51 | 4:31 |
最後の試練が41km付近のアンダーパス。それほどの高低差はないですが、疲れた体には中々堪えます。
これをクリアすれば残りはわずか。ようやく戻ってきました。
最後は少しだけペースを上げてゴール。グロスで3:08:30。ベストからは程遠いですが、まぁこんなものでしょう。
レース後
参加賞受取り→手荷物受取の流れが確立されており、ゴール後の動線は非常にスムーズです。


管理人のようにゴール後すぐ飲みたい人は、ゴール付近にあるセブンイレブンが便利です。
ビール片手にランナーを応援する時間が至福。
セブンから少し駅方向に歩くと、キッチンカーが出店しているエリアも。座るスペースもあるのでゆっくり飲食を楽しむことができます。この日は少し寒かったですけどね。
また、お風呂に行きたい方は、駅とは逆方向にはなりますが会場から10分程度歩くとスーパー銭湯があります。
まとめ
まとめということで、つくばマラソン良い点悪い点。あくまで個人的な観点ですので悪しからず。
<ここが良い!>
・フラットコースの為タイムが狙えます。速いランナーも多いので刺激も貰えます。
・駅から近い!帰りも駅近で楽!
<ここはイマイチ>
・スタート地点にゴミ箱がない(防寒用カッパを道端に捨てるランナーが多かった)
・サブスリーペーサーがいればよかった
、と勝手なことを言わせてもらいましたが、全般的にはさすが45回を数える伝統ある大会ということで洗練された大会だな、という印象です。いつかまた参加したいですね。
運営、ボランティアの皆様、応援いただいた皆様、ありがとうございました!











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