【大会参加レポート】第47回別海町パイロットマラソン

2025年10月5日、北海道別海町で開催された第47回別海町パイロットマラソンに参加してまいりました。

大会の様子、レースレポートを備忘録も兼ねて綴ります。

別海町パイロットマラソンについて

大会の概要

10月初旬に開催されるこの大会、国内一般的にはここからがマラソンシーズン!なわけですが、これから降雪を迎える道民ランナーにとってはシーズン終わりに近い大会です。

北海道マラソン後にあるフルは、別海と作田ACだけですからね。

道東の雄大な景色を見ながら走れることに加え、冷涼な気候ということもあり、決してアクセスが良いとは言えない場所にも関わらず道内外からランナーが訪れます。

定員は1,300人と小規模の部類。しかしながらリピーターもかなり多いとのこと。

というのも、

まず

参加料が安い。7,500円。(2025年)

フルマラソンでこの価格設定は、関東近辺はおろか道内でもなかなか見られません。

そんなハンマープライスにも関わらず、参加賞で地元特産乳製品が頂けるほか、見事完走を果たせば

別海町産鮭丸ごと1尾&特大バスタオル

が貰えるという豪華さ。

新物の鮭1本買ったら4、5千円しますよ、今時分。

なお、管理人は実に6年ぶりの出場。ベストタイムを出せた良い印象の大会でもあります。

コースの特徴

別海はこんな辺鄙な場所なのに(失礼)ずっと日本陸連公認という由緒正しき大会でした。

「でした」というのは、今年一部コースに変更があり、正確には公認再取得予定、とのこと。

以前はグランド上がスタート・ゴールでしたが、雨天時にドロドロになってしまうとのことでアスファルト道路上を発着地にする変更を行いました。

また、折り返しも以前はぐるっと大きく回るコース取りであったのが、現在は単純な折り返しコースになっています。

完全な一本道のため、全てのランナーとすれ違います。
仲間と一緒に参加している方にとっては嬉しいところ。

レース前

目標・作戦

前半登り、後半下り基調なので割とタイムを狙っていける大会ではあるのですが・・・

仕事が忙しく十分な走り込みができていません。直近9月の走行距離は211km。

体重も適正値から2kg以上オーバーの60kg超という体たらく。

とても好タイムが出せる準備が出来ているとは言えません。

しかしながら今年残す大会はこの別海とつくばのみ。ベストとは言わずともそれなりのタイムは出しておきたい。

ゆっくり入れば3時間10分くらいでいけるかな。

・・・なんて、傲慢な考えは当日打ち砕かれるのでした。

装備

いつもと変わらずこんな感じで。

10月で日差しはキツくないだろうと、サングラスは装着なし。

ジェルはアミノサウルスエリート03・04を1つずつ持ちます。

アクセス

さて、別海で悩むのは、そのロケーションゆえのアクセス方法。

前回参加時にもひとしきり考えました。この時は結局車で行ったのですが。

今回は中標津空港で東京からのお仲間をピックアップというミッションがあるため、早々と車アクセスを決めました。札幌からは長旅ですが致し方ありません。たまには長距離ドライブも悪くない。

でも単独参加なら、JRor飛行機+ツアーバスかな・・・50を超えると楽したい。

もちろん車にもメリットはあります。なんといっても行動に自由が利きますからね。

今回の宿泊は6年前と同じ尾岱沼。車がないと行けない場所です。

お仲間と美味しい夕食&ビールを堪能しました。レース前日なのについついジョッキ2杯も。

レースレポート

スタート前

てなわけで当日。

朝日は残念ながら雲で隠れていたものの、幻想的な雰囲気。

しばし朝風呂を堪能します。完全に観光モード。

テレビを見ると最高気温は20度台前半と、この時期としては非常に高くなりそう。

せっかくなので野付半島をドライブしてから会場に向かいました。

会場で東京のラン仲間と合流し、おしゃべりしてるとあっという間にスタート時間がやってきます。

一応走力に応じた整列位置は定めれられているようですが、ほとんど皆気にしていません。

都会の大会のように、少しでも前に行きたがるような輩は誰一人おらず。おおらかで良いです。

おかげで直前まで仲間と談笑できました。

というわけでスタートです。

スタート〜10km

1km2km3km4km5km
4:504:264:304:324:23
6km7km8km9km10km
4:294:264:284:254:27

市街を抜けたらひたすら西へ一本道、若干の登りに加え向かい風ではありますが、まだ序盤でありそれほど気にはなりません。

概ね計画通りのペースで巡航。

11km〜20km

11km12km13km14km15km
4:294:304:204:294:24
16km17km18km19km20km
4:294:314:324:384:29

更に西へ。やはりこの時期としては気温がかなり高めに感じます。太陽が雲に隠れているからまだ良いですが。

スポンジが用意されていてありがたい。

コースのすぐ脇は牧場。牛が近くまで寄ってきて不思議そうにランナーを眺めています。

18kmを過ぎたあたりでジェル1個投入。まだ計画通りかな。

21km〜30km

21km22km23km24km25km
4:394:304:244:274:32
26km27km28km29km30km
4:354:384:414:535:02

21kmあたりで折り返し。ここからは下り基調だし、追い風になるからだいぶ楽・・・と思っていたのですがそうでもない。

スピードは上がらないどころか、25kmを超えたあたりからズルズルと減速。30km手前で歩き始めてしまいます。

やばい、北海道マラソンと全く同じ状態だ・・・。

31km〜40km

31km32km33km34km35km
5:345:427:045:196:39
36km37km38km39km40km
6:076:246:055:195:01

ちょっとだけ走ってはすぐ歩き、と、道マラと全く同じ展開。

確かに体が絞れてないしスピードは足りていませんが、別に足は疲れていないのにあまりにもバテるのが早い。

後から考えると、補給がかなりおろそかだったのも一因かと。2個目のジェルも面倒くさくて結局使わずじまいだったし。

41km〜ゴール

41km42km.195km
4:535:305:17

ラストの2kmはガーミンとにらめっこしながら。サブ3.5だけは死守したかったので。

3時間29分50秒で何とか滑り込みました。

こちら、友人のゴール直前風景。この写真を後から写真を見て分かったのですが、
道路両脇の「START」「FINISH」表示、取り付け向きが逆でしたよね。
ゴールの際、「START」表示しか見えなくてあれ?と思いました。スタートの時は全く気が付きませんでしたが。
こちらがスタート並び側から見た時の図。
まぁ雄大な根釧台地での大会、ちっちゃいことは気にしません。

レース後

内容はともかく無事完走できたので、鮭&巨大バスタオルをゲットできました。

事前の案内では、秋鮭水揚げ量低下のため「鮭丸ごと1尾」の数量準備が追いつかず「別海町産鮭を使用した加工品」も用意した上での先着順になるとのことでした。

丸ごと1尾の方がやっぱりインパクトあるし人気なのかと思ってましたが、意外や意外、

加工品の方が人気

だったようです。

ちなみに加工品というのは鮭の切り身。

まぁ、疲れて帰って、そこから包丁握って捌くのは大変ですからね。

こんなのが貰えます。ガチガチに凍って発報に入っているので1日程度なら常温でも問題ないでしょう。
なお、写真では分かりませんが、箱詰め前に内蔵は取られています。
頭とヒレを落として3枚に下ろし切り身にする、くらいの手数で済むので、素人でも意外と大丈夫。
ここまで40分ほどでできました。

ちなみに会場では郵便局が出張荷受けをやっており、その場で冷蔵にて自宅に発送することができます。

ヤマト派の方は営業所も近く(というかコース途中)にありです。

会場では豚汁や秋鮭汁の無料サービスもあります。管理人は牛乳を飲み過ぎてお腹いっぱい。

また、会場から歩いて5分ほどの場所にある別海町ふるさと交流館には源泉掛け流しのモール温泉があり、疲れた体を癒すことができます。入浴料は都内の銭湯より安い510円。寄らない手はありません。

反省&まとめ

練習不足もさることながら、補給計画をしっかりと立てないとホントにまずいな、と認識したレースでした。

次レースのつくばまでにしっかり考えます。

まぁ、自身のレース運びはともかく、久々に参加した別海はやはり良い大会でしたね。

のんびりした雰囲気と牧歌的で走りやすいコースは、特に道外からの参加者に喜ばれるでしょう。

管理人は参加しませんでしたが、夕方から開催の親睦会も良かったようです。次回参加するときは出てみようかと。

運営、ボランティアの皆様、応援いただいた皆様、ありがとうございました!