【使用レビュー】エネルギージェル「WARABEAT!!」【美味しいは正義】

ランナーにとって、レース中のエネルギー補給はパフォーマンスを左右する重要な要素。
しかし、一般的なエナジージェルに対して、「甘すぎる」「粘度が高く飲みにくい」「胃が重くなる」といった不満を感じたことはないでしょうか?
管理人は過去、結構そう感じたことが多いんですよね。
そのためレース中の摂取がストレスとなり、補給を怠ってしまったことも。案の定、そのような時は満足のいく結果は出せませんでした。
そんななか、最近出会ったのが エネルギージェル「WARABEAT!!(ワラビート)」。
これ、かなり良いです。久々に「お!」と思えるジェルに出会えた感じ。
今回の記事では、WARABEAT!!を実際に試した感想をベースに、その魅力や特徴を掘り下げて紹介します。
WARABEAT!!とは?——“和”を感じる新感覚エナジージェル
WARABEAT!!は、黒糖やゆずをベースにした“和の風味”を楽しめる、他にはないタイプのエナジージェルです。開発テーマは「おいしくて、飲みやすくて、ずっと走り続けられる補給」。ランナーのリアルな悩みに寄り添う形で誕生した製品です。
ラインナップは以下の2種類。
- 黒糖わらび風
やさしい甘さとコクが特徴で、後半の疲れた身体に染みる落ち着いた味わい。104kcal。 - ゆずわらび風
爽やかでスッキリ。暑い日やレース序盤の補給にも最適。101kcal。
カロリー量はどちらも平均的ですね。
「どろっとしていない」「スルッと入る」食感
管理人が思うに、エナジージェルって大きく3タイプあると思うんですよ。
- ゼリー状タイプ(メダリスト等)
- ドロドロタイプ(アミノサウルス等)
- 水っぽいタイプ(GUリキッドエネジー等)
人それぞれ好みはあろうかと思いますが、管理人の個人的好みとしては
ゼリー状>水っぽい>ドロドロ
ですかね。
ゼリー状は食べた感もあるので一番好きです。中でもメダリストのコーヒー味は大好きで、長年愛用中。
WARABEAT!!もタイプとしては固形に分類されます。
魅力としてまず挙げたいのは、とにかく飲みやすいということ。
現在販売されているジェルの多くは、ドロドロタイプ。飲むと喉にまとわりつくような重さがどうしてもあります。走りながら飲もうとすると、水も一緒に飲まないと辛いことも。なので、給水所が見えたら取り出して飲んで、少量の水と一緒に流し込む、といった感じでした。あくまでエネルギー補給のための行為。
ところがWARABEAT!!は全然違いました。
もっちりなのに“重さがない”
商品の特徴として「わらびもち風」の食感が挙げられていますが、これが本当に絶妙。
もっちりした弾力はあるのに、まったく粘らずサラッと口の中で流れていくんです。
走りながらでも無理なく摂れる軽さがあり、「ジェルってこういう方向性もあるんだ」と新しい発見でした。
甘すぎず、しつこくない
黒糖・ゆずどちらも過度に甘すぎることがなく、長時間の運動でも飽きません。
甘さに疲れやすいタイプのランナーにはかなり相性が良いはずです。
吸収のしかたにも特徴あり——ゆっくり続くエネルギー
WARABEAT!!には、パラチノースという糖質が使われています。トレランをする方なら、青いパッケージの粉タイプ、使ったことがある方が多いかと。
これは砂糖と同じ4kcal/gを持ちながら、吸収がゆっくり行われるタイプの糖質で、持久系スポーツとの相性がとても良いと言われています。急激に血糖値を上げないため、胃が重くなったり、気持ち悪さが出たりといった問題も起こりにくいのが特徴。
「ガツンと効く即効性重視」ではなく、「じわっと長く効き続けるタイプ」なので、マラソンやトレイルランにはとても向いていますね。
実際の使用シーンとレビュー
早速実戦で投入してみました。使ったのは2025年のつくばマラソン。
スタート30分前にゆずわらび、8kmで黒糖わらび、24kmでゆずわらびを摂取しました。(16km、32km地点では別のジェルを摂取)
走りながら思ったことについて以下記載します。
美味しい
まず第一に、普通に美味しいです。普段のおやつとしても十分いける。
単なる補給行為ではなく、おいしさが元気の源になるんですよ。
エイドに置いてあるその地方の銘菓とか、楽しみにしている方は多いですよね。補給がご褒美になるっていうのは大事なことです。
走りながらでも飲みやすい
どろっとした重さがないため、スムーズに補給できました。ゼリー状なのでスルッと流し込め、ストレスは感じません。
また、水がなくても飲めちゃうので、給水所との兼ね合いを気にしなくて良いのは嬉しいです。
胃への負担が少ない
粘度の高いジェルだと、飲んだ後に胃の重さを感じたり、胸やけや気持ち悪さにつながることがありましたが、WARABEAT!!はこれがほぼ皆無でした。
「走りながらでも無理なく飲める」ジェルは、実はかなり貴重です。
片手でキレイに飲み切るのは困難
良い点が多い一方、改善できればと思った点もいくつかあったのが事実。まずはこれ。
まぁ、他のジェルもそうですが、キレイに飲み干すのは中々難しいです。どうしても両手を使って下から押し出すことに。

サイズが大きい
ゼリー状のせいか、パッケージが他のジェルと比較して少し大きめなんですよね。
2XUタイツとかポケットの少ないランナー、4〜5個という数を持ち運ぶランナーはその大きさが少し気になるかも知れません。
カフェイン入りがない
勝負どころでのギアアップにカフェインは必須だと思うんですよねー。
これは作れそうかな、と思うので、開発ご担当者様ぜひご検討をお願いします!
まとめ —— エナジージェルの“飲みやすさ革命”
WARABEAT!!はこんなランナーに特におすすめです。
- ジェルの粘度が苦手な人
- 甘すぎるジェルがダメな人
- 長距離(フル・ウルトラ・トレラン)に出る人
- 補給のたびに胃が重くなるタイプ
- 走りながらスムーズに飲みたい人
正直、最初は「和風フレーバーのジェルってどうなんだろう?」と半信半疑でした。しかし実際に飲んでみると、想像をはるかに上回る飲みやすさと、やさしい味わいに驚かされました。
- どろっとしていない
- するっと飲める
- 胃に優しい
- エネルギーが長く続く
ランニング中の補給でストレスを感じてきた人ほど、衝撃を受ける製品だと思います。
個人的には、メダリストのコーヒー味と並んで、今後の定番補給食になりそうです。
ジェルの飲みにくさに悩んできた人には、ぜひ一度試してみてほしいですね。






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