ガーミンの睡眠モニタリング機能の精度は如何ほどか?10日間就寝時着けっぱなしにして検証してみた
管理人愛用のGARMIN fenix5S、ガーミンコネクトアプリと連携することにより様々なデータをスマホ上で見ることができますが、そのうちの一つに
「アドバンスドスリープモニタリング」
って機能があります。
なんだか難しそうな名前ですが・・・平たく言うと、
「睡眠データ」が取れるのです。
寝る時まで時計をつけっぱなしも邪魔な感じがするし、何だかなー、と思い今までは試していませんでしたが、どんなデータが取れるのかとにわかに気になり、ここ10日間ほど装着したまま就寝してデータをとってみました。
今回はその機能と精度についてご紹介します。
あ、精度については、あくまで管理人の主観も含まれてますからね。ご参考までに。
動作原理
時計がどうやって睡眠を検知できるんだろう?という疑問がまず浮かびますが、原理はこうです。
fenix5Sには「光学式心拍計」と「加速度計」が搭載されています。
光学式心拍計により、心拍数変動(各心拍間の時間)を計測し、加速度計と合わせることで入眠時間、起床時間と睡眠レベルを測定できるのです。
眠りにつくと当然起きている時に比べて体の動きはグッと少なくなるので、いつ寝ていつ起きた、を判別し、心拍と呼吸の変更によって睡眠の浅い・深いを判別する、ということなんですね。うーん、ハイテク。
ちなみにこのスリープモニタリング機能、fenixシリーズ以外でも光学心拍計・加速度計が搭載されている多くのガーミン製品で使用することができます。
2019年12月現在、使える機種は以下の通りです。
- fenix 5 シリーズ
- fenix 5 Plus シリーズ
- fenix 6シリーズ
- ForeAthlete 245 シリーズ
- ForeAthlete 645 シリーズ
- ForeAthlete 935
- ForeAthlete 945
- instinct
- MARQシリーズ
- vivoactive 3 シリーズ
- vivomove HR
- vivosmart 3
- vivosmart 4
- vivosport
- D2 Charlie
比較的廉価のモデルでも対応しているものがありますよ。2万円台前半から入手可能です。
使い方
計測方法は至って簡単。
ただ、寝る時に時計を装着しておくだけです。使い方ってレベルの話でもないです笑
普段、時計を付けたまま寝る、という習慣がまるで無かったので、最初のうちは違和感がありますが、まぁ慣れます。
一つ注意点として、光学式心拍計を有効にしておくことは忘れちゃいけません。また、より正確なデータを取得するために就寝の2時間以上前から腕に着けておくことが推奨されています。
起きている時から装着しておくことで、心拍の変動がより取り易くなるんですね。
ガーミンコネクトアプリでは、設定>ユーザー設定より就寝時刻と起床時刻を設定できます。ここで大体の時刻を事前に入力しておきましょう。
ここで時刻を設定しておけば就寝時間中は通知が無効となるので、寝ている間にスマホへのメールやLINE通知を時計が感知して起こされる、なんてこともありません。安心して眠ることができます。
取得できるデータ
起床後、ガーミンコネクトとの同期を行うと、マイデイ画面に睡眠状況が表示されます。
ここではトータルの睡眠時間と、その内訳をみることができます。
①浅い睡眠:眼球と筋肉の動きが遅くなり、体が深い睡眠に備えている状態。身体はリラックスしている状態です。
②深い睡眠:眼球と筋肉の動きが完全に止まり、心拍と呼吸が遅くなります。身体は回復モードに入り、骨と筋肉を構築し、免疫システムを強化します。
③レム睡眠:深い睡眠から時間が経過すると、短期間~長期間の覚醒状態を繰り返します。この段階では夢を見ることができ、脳の活動は起きている時と同じくらい活発になっています。レム睡眠は記憶の形成と情報の整理に重要な働きを担います。
④非睡眠:その名の通り、目覚めている状態です。
通常の睡眠は、これらの睡眠段階の繰り返しによって成り立っているのです。
右上のグラフボタンを押すと、更に詳細なデータを表示させることができます。
データの精度
さて、気になるのは表示されるデータの精度はどんなもんなのか?ということですが・・・
結論から言うと、まずまず正確なデータが取れていると感じます。
毎日の就寝時刻、起床時刻はほぼ合っていました。また、夜中に目が覚めてしまった日があったのですが、その時はしっかりと「非睡眠」状態に変わっていました。
ただし、朝方目覚めた後でも、布団でほとんど動かずまったりとしている時間は睡眠中と判定されてしまっているようです。
心拍数も動作も検知されないため、中々そこまでは難しいのでしょうね。
精度をさらにあげるための注意点として、ガーミンのヘルプには
「デバイスが皮膚に押し付けられて、ウォッチの下の皮膚が圧迫されると、デバイスは心拍数を追跡できなくなります
例として、腕を枕にして寝ると、この問題が起こることがあります」
との記載がありました。寝相も大事。
まとめ
まだ睡眠時に装着するようになって10日間程度なのですが、もっと多くのデータを溜めて分析すればより効率的な睡眠を追求できるかも、と感じさせる機能です。
10日の中でも比較的深い睡眠が長かった日は、そこそこの距離を走って早めに布団に入った日でした。
運動量や就寝時間以外にも、飲酒量なども大きく影響がありそうです。
ただ腕に装着しておくだけでデータが蓄積されていくのは楽だし、どんなことをすれば深い睡眠を多くできるのか、色々工夫してみたい気にさせられます。
しっかりと休息が取れればランニングにも好影響なのは間違いないですからね!
今後もずっとデータを溜めてみようと思います。
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