【悲報】ギックリ腰発動・・・ランナーなのに?原因は何?マラソン・ランニングとは無関係なのか
先日、いつものように朝ランに出ようと玄関のドアを開けたんですね。
外は昨夜から降った雪が少しばかり積もっていました。
走る前に雪かき済ませちゃいますか、とスコップを手にまずは玄関周辺を除雪。
続いて玄関に繋がる4段ほどの階段を除雪しようとしたところ、手がすべってスコップを階下に落としてしまいました。
あらら・・・と前かがみになってスコップを拾おうとしたその瞬間、
ピキーン!
腰の辺りに鋭い痛みが。
これはもしや・・・数年前にも一度やっちまったアイツだ・・・
そう、恐怖のギックリ腰です。
もはや除雪どころではありません。ランニングなんてもっての他です。
冷や汗をかきながら室内に戻りましたが、痛みは増すばかり。そしてそれから4日間ほど、地獄の苦しみを味わいました・・・
発症から10日ほど経ち、ようやく痛みが落ち着いてきたので顛末を綴りたいと思います。
ギックリ腰とは
そもそもギックリ腰とはいったいどのようなものか、ご存知でしょうか?
言葉は聞いたことがあっても、経験者でないと中々ピンと来ないかも知れません。
ギックリ腰は俗称であり、正式名称は「急性腰痛症」の一種。
腰痛というと若干マイルドなイメージがありますが、ギックリ腰の痛みたるや、経験したことのない方には恐らく想像もつかないほどのレベル。欧米では「魔女の一撃」と表現されるほどです。
医学的には、筋肉がミクロレベルで断裂する肉離れ、あるいは背骨を後部で繋ぎとめている椎間関節の捻挫と考えられているようです。
実体験した身からすると「腰の捻挫」という表現が一番しっくりくるような気がします。
どのくらい痛い?回復までの期間は?
管理人の今回の状況はどうだったかというと・・・
ホントに痛くなるのは、一撃をくらった瞬間ではなく、その後からです。
段々と腰に力が入らなくなり、背筋をまっすぐに伸ばしておくことができません。
2本の足だけで立つことができず、移動するにも腰に響かないよう手すりにもたれ掛かって動くのがやっと。
少しでも大きな動きをしようとすると腰にとんでもない激痛が走るのです。
横になっていても痛くて微動だにできません。体の向きを変えようとするだけで強烈な痛みに襲われます。
ベッドから起き上がるだけで、30分以上を要することもあります。・・・全く盛ってないですよ、マジな話です。
時系列にすると、以下のような感じ。
発症当日:無理やり出勤しましたが(管理人は車通勤)、机からほぼ動けず、仕事になりませんでした。
2日目:ベッドから起きることもままならず、やむを得ず会社を欠勤。午後から頑張って整骨院へ向かい電気療法などを受けたものの痛みはほぼ変わりません。
3日目:前日同様、ほぼ動けず。
4日目:前日よりも痛みが増しているような・・・ただ何とか自力移動はできるように。
5日目:痛みはまだまだ強いものの、腰を曲げつつチョロチョロとは動けるようになりました。
6日目:2本足で階段の昇り降りができるように。
7日目:大きな動きをするのはまだ怖いものの、ほぼ普段の生活には困らない状態にまで回復。
8日目:もうそろそろランニングしてみようかな、というレベル。念のため自粛しましたが。
9日目:違和感は残っていますが、痛みはほぼ消滅。
10日目:ようやくランニング再開。恐る恐るながら。
普段の生活に戻れるまでに、実に10日を要しました。
日頃走っていても発症する?
ギックリ腰の原因の一つとして、運動不足なんて言われますが・・・
私、人様と比べると、かなり体を動かしている部類だと思うのですが・・・思いっきりなりましたけど。
普段から走っていることを周りには知られているため、いざギックリ腰になると会社ではものすごい言われようでした。
「お前アスリートじゃなかったっけ?ギックリ腰?うけるー」
「一番ならなそうなのに。うけるー」
「おじいちゃんみたい。うけるー」
うるせーよ。うけるー、じゃねーよ。こっちもなりたくてなったわけじゃないのです。
後になって色々調べてみましたが、発症の原因はホントに人それぞれのようです。骨のゆがみとか、腰の筋肉のぜい弱化とか、逆に過度な運動による筋肉負荷とか。
日頃走っているからと言って、決してギックリ腰と無縁という訳ではないのです。これを読んでいるランナーの皆様も決して油断なさらぬよう。
ただ、やはり前かがみの姿勢で重いものを持ち上げたり、素早く動いたときなどに生じるというケースが多いようなので、そのような動きをする際には十分注意することで発症率の低下に努めることはできるのかも知れません。
ギックリ腰になってしまった場合の応急処置
そうは言っても予期せず襲ってくるのがギックリ腰の恐ろしいところ。発症してしまった場合の対処方法を知っておいて損はありません。痛いのは少しでも避けたいですからね。
RICE(ライス)処置
基本となるのは「RICE(ライス)処置」です。管理人が行った整骨院の先生も力説してましたよ。
RICE処置とは、スポーツの現場で起こったけがの損害を最小限にするために施す応急処置のこと。以下のそれぞれの処置の頭文字をとって「RICE」と呼びます。
R:Rest(安静)~動かさず患部を休ませる
I:Ice(冷却)~冷やして内出血や炎症を抑える
C:Compression(圧迫)~コルセット・テーピングなど
E:Elevation(拳上)~患部を心臓より高い位置に
処置が早ければ早いほど回復は早くなるので、このRICE処置法はとても有効な応急処置法といえます。
特に気を付けたいのが、2番目のIce(冷却)。
一般的には腰を痛めてから48時間は炎症物質が出続けるといわれています。この炎症物質は冷やすことである程度抑えられるので、
ぎっくり腰の初期段階は患部を冷やす
ことに徹してください。
発症してから48時間を目安に、強烈な痛みが和らいできたら冷やすことをやめても良いでしょう。
痛みのピークは初日ではなく2~3日目という場合の方が多いです。管理人もそうでした。初日が痛くないからといって、冷やすことをサボらないように。
もちろんこの間は、入浴なんてもっての外です。
また、3番目のCompression(圧迫)について、コルセットで固定することはとても効果的なのですが、
多くの人が装着位置を間違っています。
ついつい、患部である腰のくびれ部分に着けてしまいたくなりますが、正しいのはおへその下あたり、
腰というよりお尻を半分覆うくらいのイメージ
で、思っているよりもかなり下に着けるのが正解です。そうすることで初めてコルセットの効果を出すことができます。
また、うまく使えばとても楽になることも多いコルセットですが、いつまでも頼りっぱなしだと腰回りの筋肉が衰えてしまいます。あくまで一時的な補助具としての位置付けに留めておくのが吉です。
鎮痛薬
病院で受診すれば痛み止めを処方してもらえることもありますが、市販の薬でも痛みを緩和させることができます。
管理人が会社で悶絶していた時、見かねた同僚のIさん(女性・美人さん)がくれたのがこれ。
服用するとすごく楽になりました。イブっていったら頭痛・生理痛のイメージでしたが、腰痛にも効果あるんですね。
ギックリ腰にならないために
ランナーが一旦ギックリ腰をやってしまうと、管理人のように10日間ほど走れなくなってしまいます。これはツライ。
大会を目前に控えている方などにとっては大ダメージになりかねません。
とはいっても原因は人それぞれということですから、対処が難しいのも確か。
重いモノを持ち上げたり急な動きをするのをできるだけ避けるのは当然ですが、ポイントとなるのは
腰にストレスをかけない
ことを意識するのが大事なようです。
管理人の心当たりとしては、自他共に認める体の硬さ。
ランナーのくせに体中至る所が硬いので、もしかしたら腰に負担が掛かっていたのかも知れません。
これからは意識してストレッチなんぞを行い、腰回りをほぐしていきたいと思います・・・
なんせ、今回で2度目ですからね、ギックリ腰。クセになっちゃうのが一番怖い。
<2020年9月追記>恐れていた3度目をやってしまいました・・・決して油断していたわけではないのですが涙
【悲報再び】またギックリ腰・・・今度こそ再発防止策をマジメに考えてみた
まとめ
ギックリ腰は激痛なのに加え、走るどころか動くのもままなりません。
良かったことはブログネタになったことくらいです笑
この痛みは経験しないに越したことはないと切に思っていますので・・・ランナーの皆様も決して油断なさらぬよう!
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